漫画やアニメに登場してくるバイクをリアルに制作した車両というのは、実際に見るとちょっとテンションが上がる。
最近で言えば、やはり『東京卍リベンジャーズ』でマイキーが乗っていたバブだろう。ただ、これは東京のホーク専門店『BANBAN』が提唱している“カミカゼ・スタイル”で、元々あったバイクをベースにしたもの。
完全に漫画オリジナルで、なおかつ現場で見ることがあるバイクといえば、『特攻の拓』に出てくるルシファーズ・ハンマーや『湘南純愛組』に出てくるプロアームのCBXなどだろうか。
なかでも有名なのが“ハルヤマ仕様”のCBR400F。これは昭和の暴走族漫画『ホットロード』に登場してくる主人公・春山が乗っていたCBRで、明確なポイントがいくつかある。
完全体はパールホワイト外装にシートとホイールがピンク、アンダーカウルとBEETテールに加えて、これが肝心なモリワキのフォーサイト管。これにハンドルをセパハン、リアをフェンダーレスにしてウインカーを埋め込みにしたら、だいたい出来上がりだ。
これをちょっとずつアレンジするケースもあるが、シルエットはおおむねコレ。元々は少女漫画雑誌で連載していたこともあって、当時は『湘南最強のナンパバイク』だったそうだ。
フォロアーも多かったバイクのため、今でもイベントの現場に登場するとかなり注目を集める存在だ。
こちらのハルヤマ仕様は、再現度がかなり高い。パールではないが、外装も色合いもBEETテールに埋め込みウインカーも、きっちり再現している。
その上で、シートはチンチラ張りというアレンジが心憎い。防水対策もしてあるので、唯一の弱点でもある水濡れはしっかりとカバーしている。脇に刺したスケルトンブラシもいい雰囲気!
そしてマフラーはお約束のモリワキ・フォーサイト管の黒。エンドパイプの細工が特徴的なマフラーで、コール向きではないため旧車會人気はそれほどでもないがハルヤマ仕様を語る上では欠かせないアイテムだろう。
この日も、前を通った昭和生まれの方々は一様に「オッ?」という顔をしていたのが印象的。こうした文化は残していってほしいものだ。
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