旧車會の発生当時は元暴走族のメンバーがチーム構成の主力を務めていたが、最近では旧車バイクへの人気上昇とともに暴走族を経由せず、旧車會入りを希望する若い世代のバイク乗りが増えているそうだ。
そうした場合、バイクの買い方は分かってもどうやったら旧車會に入れるのかが分からないこともあるのだとか。
今回は、そうした旧車會に入りたいけど入り方が分からない方々に向けて、旧車會へのアプローチ方法をレクチャーしてみたい。
目次
そもそも旧車會ってなに?
旧車會とは、主に1970年代後半から1980年代のバイクをカスタムして楽しむ集団。古いバイクをカスタムすることから、旧車會の名前が定着していった。
また、カスタムのベースとなっているのが昭和から平成初期にかけての暴走族スタイルに限定していることから、一般の旧車乗りによる集まりと区別するため「會」の字は旧字体を用いることが多い。
では、リアルな暴走族と旧車會は、どんな違いがあるのか。
一番は、ルールを守って走ることだ。
ココがポイント
バイクに暴走族風のカスタムを施しながら「運転免許証を所有」し、「出自が明らかなバイク」で、「交通法規を順守して走る」ことを標ぼうする集団。それが旧車會だ。
この旧車會で人気を得たバイクは中古車市場でも価格が上昇しやすく、一番人気が高いホンダのCBX400Fは中古車市場での価格が200万円を超えるケースも珍しくない。
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旧車會に入るにはどうしたらいい?参加方法を5ステップで解説
step1 地元の先輩を頼る
旧車會に興味を持つくらいなのだから、自身でも何かしらのバイクは所有している、または購入予定の状況にはあるのだろう。そして、周囲にまったくバイク乗りがいない、という状況ではないのではないだろうか?
趣味のツーリングクラブとはいえ、まったく情報が無いなかで行動するのはさすがに不安が大きいハズ。もしも旧車乗りの先輩がいたら、そこを突破口にするのが一番安心で、言い方は悪いが手っ取り早い。
ココがポイント
その先輩が旧車會に所属していたら、まずはそのチームに入れないか、相談してみたらいい。メンバーを増やしたことでその先輩も鼻が高いし、気の置けない先輩ならば団体行動をする際のノウハウなども教わりやすい。
もし頼んでも「ダメ」という返答の場合は、そのチームが後輩には勧められないヤバい集団か、よほどアナタに信用を置いていないかのどちらかだ。
step2 地元のショップを探す
地元の先輩が頼れない場合は、地元のバイクショップに尋ねてみることをおススメしたい。
旧車ショップであれば、間違いなく地元の旧車會情報については明るい。相談者の地元で活動しているチームの関係者がいれば、間を取り持つなどの対応はとってくれるだろう。
仮にそういったチームがなくても諦めてはいけない。チームで走りたいけど周囲に仲間も先輩もいない旧車乗りの受け皿として、ショップ単位で旧車會を結成しているケースも少なくない。
旧車を扱うバイクショップは、情報収集の場としても最適なので、まずは馴染みのショップを当たってみよう。
step3 SNSをチェックする
地元に旧車カスタムを扱うショップが無い場合は、TwitterやfacebookなどのSNSを活用してみるのもひとつの手段だ。
ポイント
ツーリングやバイクいじりに関してのつぶやきを定期的にアップしている方のなかで、自分の地元、もしくは近しい存在の方はいないだろうか? あまり地元をアピールしていない方もいるだろうが、こまめに確認していけばなんらかの情報は得られるはず。
もしも、そういった方が近くで見つかったら、DMなどで入會の相談をしてみてはどうだろうか。チームの方々も、基本的には仲間が多い方が楽しいと考えているはず。熱意を伝えてみてほしい。
step4 コンタクトを取る
ちゃんとチームの一員として走りたいのであれば、そのチームの顔でもあるリーダーの方に会って話を聞いてみよう。
チームによっても活動の頻度や方法は様々。チームとしての縛りが弱く、行動も自由だけどまとまって走ることも少ないケースや、逆に結束力があってイベントやツーリングも数多く参加するケースもある。ここで自分が望むようなスタイルのチームが発見できたら明るい未来が待っている。
ただし、ひとつだけ注意してほしいのが、ここでコンタクトを取るということはアナタがチームを確認する場でもあると同時に、チームからアナタを確認する場所でもあるということだ。
チームとしては、見ず知らずの人間をチームに入れたことで発生するトラブルを何より嫌う。
たとえばツーリングでいきなり先頭に出てしまうとか、勝手な場所でコールを切り始めてしまう、勝手に帰ってしまう、言葉遣いがおかしいなど、チーム内で不和が発生する、または人間関係がおかしくなる可能性がある人物は、当然ながら歓迎されない。
親しき中にも礼儀あり、というコトワザもあるくらいで、あまり慣れあわないように注意してほしい。
step5 一緒にツーリングに行ってみる
行動を共にするという話になったら、まずは一度イベントごとにも参加してみよう。
現実的なところではツーリングだろうか。リーダーとの初対面が、ツーリングの待ち合わせ場所というケースもありそうだ。
距離や休憩の間隔とその時間も、チームカラーによって差異はあるはずだ。
また、ツーリングでのだいご味は“旧車會の先輩方”の“アクセル・ワーク”を間近で見聞きできること。ところ構わず、ではよくないが、ひと気のない場所などであれば諸先輩方の技術をつぶさに観察してみたい。
まとめ
いかがでしたか? ここまでくれば、旧車會に所属することは、さほどハードルが高いものではないことがご理解いただけるんじゃないだろうか。
旧車バイクの愛好会的なサークルであっても、結局、重要なのは人と人のつながり。今回のテーマでもある旧車會への入り方に限らず、誰かの力を借りないと話が前に進まないことはある。いざという時のためにも、人間力を強化のは大事なことだろう。
旧車會に所属すると、運転や“アクセル・ワーク”のテクニック向上、メカニックに強くなれる、などバイクに対してのメリットは計り知れないが、人間力の強化・向上にもなるはず。そして、旧車會で培った人間力は社会に出ても意外と役に立つ。
ぜひ、この機会に旧車會に入ってみよう。
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