【新人編集】ゲス野郎・ムキ田の<妄想オンナ旧車乗り解説>【保護観察付】

編集長「単刀直入に言うね。キミの原稿、まず使える部分がないんだよ」

ムキ田「なんでですか！　訴えますよ！」

編集長「うん、そうしてもらった方がこっちも楽だからいいよ」

ムキ田「え、どういうことですか。　それちょっと困るんですけど」

編集長「ね？　もう支離滅裂なんだよ。まず内容から話すと、大前提として、直接的な下ネタは控えなくちゃダメなんだ」

ムキ田「なんでダメなんですか！　だって「お[自主規制]ん」が反応するかどうかって、すごく大切なことじゃないですか！」

編集長「全然、大切じゃないし。そういう目で見られることに対して嫌悪感を感じる人だっているんだから」

ムキ田「拙者、女性のことは基本的にオンナとして見てるんだ！　いまさら主義は変えられないよ！」

編集長「いいねえ。真っ直ぐにゲスい！　普通、そういうゲスいことをいう場合って、もっと遠慮がちなもんだけど。まったくもって真っ直ぐにゲスいね」

ムキ田「グフフ。お褒めに預かり恐悦至極でござる」

編集長「いや褒めてねんだよ。普通に嫌味を言ったんだよ。気付いてくださいませんか？」

ムキ田「（無視して）そっか。これ伝えていなかったかもしれませんが、拙者、守備範囲は二次元だけじゃないんですよ。三次元もイケます。グフ」

編集長「そうなんだ？　でもそれ、むしろ気味の悪さを増強しているだけだからドヤ顔で言わない方がいいと思うよ？」

ムキ田「面倒くさっ！　もう、どうやって自己を表現したらいいんだよ、じゃあ！」

編集長「その、ちょいちょいタメ口っぽくなるのは何とかならないのかな？」

ムキ田「あー？　拙者のコト敬語使えないゆとり世代が生んだモンスターだと思ってるんですか？」

編集長「いや。ただのヲタだと思ってる」

ムキ田「うーん言い得て妙！」

編集長「きみのその変なテンポのせいで話が全然先に進まないじゃないか！」

ムキ田「進めましょう。やってやろうじゃありませんか！」

編集長「まずは単車ね。どうなの彼女の単車は、新人くんから見て」

ムキ田「ええッ!?　拙者に単車のコト聞きます？　正直に答えていいですか？　分からないです！」

編集長「いや、そうだよ？　そうなんだけどさ。わからないなりに何かあるだろーよ」

ムキ田「平仮名が多いところが、面白いと思います」

編集長「まぁ最初はそんなところからか？」

ムキ田「これはなんていうバイクなんですか？」

編集長「これはヤマハのGXという、割と珍しい部類に入る単車だね」

ムキ田「じゃあ、拙者も知らなくて当然だ」

編集長「いや、そもそもキミ単車の車種ってなにひとつ知らないよね？」　

ムキ田「お。そもそも論、ですね？」

編集長「違うし。そもそも論って言いたいだけじゃん」

そしてオーナーは“宮城のちゃれーな”さん。

ムキ田「……拙者、彼女の下の名前が分かった気がします……」

編集長「うん、俺も（笑）。でもいいんだよ、そこは敢えて突っ込むところじゃないんだから」

ムキ田「肌が綺麗……」

編集長「お。急に積極的になるね」

ムキ田「八重歯かわいい……」

編集長「褒めるねぇ～！」

ムキ田「タイプなんです」

編集長「ちなみに、彼女の方の好きな男性のタイプは『ゴリラ系のいかつい人』だって」

ムキ田「拙者も、よく『猿みたい』っていわれるでござるよ？」

編集長「きみの場合は一度始めたら死ぬまで止めない的な、下ネタのやつだろ？」

ムキ田「誰がマスカキザルなんですか！」

編集長「せっかくオブラートに包んで話してるのになんで全部剥がしちゃうんだよ！　剥がすな剥がすな。包んどけ包んどけ！　休日の過ごし方は『基本、呑んでます（笑）』だそうだ。根本的にきみとは相性悪そうだね」

ムキ田「体質だからしょうがないじゃないですか！」

編集長「いや、体質の話じゃなくて薄々のカルーアミルクで『飲んだくれてまーす』っていうのはダサいからやめた方がいいよ、ってだけ」

ムキ田「ちっくしょう……振られた腹いせに、今夜は飲んだくれます！」

編集長「また薄々のカルーアミルクでしょ？　てか、まだあちらはきみの存在すら知らないし！」

【PROFILE】 NAME：宮城のちゃれーな
TEAME：うんばぁ姉妹/東北連合
BIKE：YAMAHA　GX400
好きな男性のタイプ：ゴリラ系のいかつい人♡
キュンとくる男性の仕草や言葉は？：顔がいかついくせに笑うとくしゃくしゃになるところ
自分の性格をひとことで表すと？：どぎつい性格です(笑)
今日のファッションのポイントは？：NIKEで揃えてみましたー!!
休日の過ごし方：基本、呑んでます(笑)
今後の夢・目標は？：CBXを買って純正で乗りたい!!