アメリカで開催されていたレースにCB750を参戦させたホンダ。並列4気筒という、世界初のシステムを引っ提げての上陸だったが、レースの世界はまた別モノ。車体の軽量化は必須条件だった。
当時、まだホンダと仲が良かったヨシムラがレースに同行。CB750を軽量化するために、4本あるマフラーを1本にする改造を計画したわけだ。
というわけで正解は…
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②のヨシムラ!
当初の目的は「軽量化」だったが、思わぬ副産物があった。10万円から始める仮想通貨取引攻略法
明らかにパワーが上がったのだ。平均して、5馬力ほどはアップしただろうか。これに一番驚いたのが当のヨシムラ。
「なぜか分からないけど馬力が上がる!」
そして、サーキットでコレを見たアメリカ人も驚いた。
「ヨシムラのCBは四気筒なのにマフラーが一本しか出てないぞ!排気音も全然違う!」
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と、初めて見る集合管に、会場中のアメリカ人が注目した。しかも走らせてみたらバカッ早。「とんでもない記録が出るんじゃないか……?」と、会場内がザワついたそうだ。
ところがレースは途中リタイアに終わり、記録としてこの日の活躍が残ることはなかったが、噂は全米に広まり、一気に集合管ブームが巻き起こった。
ただ、日本ではまだCB750FOURやZ2で空冷4気筒バイクというものが認知されてまだ間が無かったので、4気筒だから4本マフラーがあった方がいいじゃないか! という声の方が大きく、最初はそれほど受け入れられなかったそうだ。皮肉なものだ。
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執筆者:i-Q JAPAN編集部