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【伝説の雑誌】『ティーンズロード』初代編集長がレディースを描いた作品の出版記念イベントがロフトプラスワンで開催されるぞ!

ティーンズロードという雑誌をご存知だろうか……と、尋ねるのもちょっと違う気はするが、十代・二十代だと意外とご存じない方もいるだろうから念のため説明すると、暴走族が社会現象から若者のカルチャーに以降していた平成初期のヤンキー文化を、チャンプロードと両輪で支えてた“不良のバイブル”というべき雑誌だ。

チャンプロードが暴走族に特化するなか、ティーンズロードが雑誌の柱のひとつに据えたのが“レディース”。多くの暴走族が『女人禁制』を打ち出していたが、だったら女だけでチームを作ったらいいじゃん的な発想から、全国各地で多くのレディースが誕生した。




そして、そうしたレディースのなかには今でいうファッションリーダー的な存在であったり、カリスマ性をもったリーダーであったり、アイドル的な存在であったりと、とにかく全国の読者たちの注目を集める存在になり得たレディースが、ティーンズロードを通じて数多く生まれていった。

そうした人気のレディースを囲い込み(というと言い方は悪いが)、スターシステムを作り上げていってバンバン誌面に登場させた。今でいう読者モデルを最初に取り入れたのが、このティーンズロードだった。

また、雑誌と連動してビデオも定期的にリリース。様々な暴走族の集会シーンがリアルに映し出されていて、かの有名な湘南コールが全国的に知れ渡ったのも、このティーンズロードのビデオがきっかけと言われている。




そんな伝説的な雑誌『ティーンズロード』の初代編集長・比嘉健二氏が、当時の状況をまとめたノンフィクション『特攻服少女と1825日』が第29回小学館ノンフィクション大賞を受賞した。

作品は比嘉氏がティーンズロードの編集長だった時代に出会ったレディースたちとの交流の模様をまとめたもので、雑誌の編集者とその対象者という、共依存の関係からしか見えない特殊な視点から当時の“はみ出し者”であり“憧れの存在”でもあったレディースという存在を描いている点が、大いに評価されたようだ。




そして、この受賞を祝したイベントが、7月5日に東京は新宿のロフトプラスワンで開催される。

ゲストには、これまた業界では知らない人のない名物編集長・末井昭氏や、ティーンズロードへの登場で全国にその名を知らしめた元東松山紫優嬢四代目総長・すえこさん&元栃木女族2代目総長かおりさんら伝説のレディースも登場。当時の秘蔵映像や、雑誌の制作秘話など、ここでしか話せない赤裸々トークが展開される予定だ。




会場観戦チケットは現在も発売中のほか、配信チケットを購入すればスマホからも現地の状況を生配信で見ることができる。当時、暴走族だった方、レディースだった方はもちろん、当時を知らない若い世代にも、ぜひご覧いただきたい。

【詳細】
会場:新宿ロフトプラスワン
日時:7月5日(水)18時開場/19時開演
トーク配信付チケット:¥2500
一般¥2000
当日:¥2500
(共に1オーダー制)

【配信チケット】
視聴チケット¥1500(アーカイブ2週間視聴可能)
※アーカイブは2023年7月19日(水) 23:59まで視聴可能

チケット購入は以下URLより

『特攻服少女と1825日』(比嘉健二)出版記念イベント

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