地域によっても流行り廃りがある旧車バイクだが、地域を問わず高い人気を誇っているのがバブ。
玉数の豊富さやアフターパーツの充実ぶりなどもあって地域を問わず人気のバイクだが、一番の理由は“改造するとワルく仕上がる”こと、そして“アクセルを捻るとワルい音がする”ことが一番の理由だろう。
多くのメーカーからマフラーやハンドル、サイドカバーやフェンダーなどのパーツが数多く作られているほか、他車用のパーツも流用しやすいなど、チョイスするメリットも多かった。中古車価格がそこまで高騰していないのも、流通しやすい原因のひとつだろう。
こちらのバブも随所にユニークなアイテムを装着している。
まず目に留まるのがマーシャルのフォグに併せた風防。いわゆるどっかん風防で、アールの具合も熟練を感じるもの。なにより金具のサビ具合が歴戦の猛者っぷりを象徴。大ぶりなアップハンも、ザ・不良のバイクというイメージを増強している。
フロントのタイヤ周りは旗棒にサイドメッシュのBEETフェンダーをセット。シングルディスクにはトレンチカットが施されている。
外装は角タンクのプレスラインに沿って描かれたラインの内側に富士日章をペイント。このデザインがまずワルい。
そしてエンジンは赤と黒の2色で塗装。“黒エンジン”ではあるものの、キックが付いているので“幻のアニバーサリーモデル”ということではなさそうだが、やり込み具合は一目瞭然。単純に目を引くパーツでもある。
マフラーはプロジェクト極光の手曲げ管を装着。絶妙なヤレ具合かもわかるように年季の入り方も絶妙で、ネットオークションでも出品されているのをあまり見ないレアなアイテムだ。
3段シートは背面にヴィトンのモノグラム柄を使用。そしてケツ上げされたテールにはLOOTSのテールカウルを装着した。羽根が長いタイプで、テールやウインカーはGT380の純正を流用。タンデムバーにリアウインカーを溶接しているのもポイントだ。
テールの中央にSDバルタン星人を装着(四輪用にバルタン星人の目が光るタイプの室内用ストップランプが、かつてあったのです)していたり、エキパイの先端にカルピスソーダの空き缶を装着したりと、細部にも遊び心が効いているのが楽しい。
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