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【CB250T】こっちもスゴい!車種の違いで仕様も変わる和柄バブもチェックした!【兄弟車】

2022年4月7日

前回、タンクに見事な鯉の姿を描いた“悪カフェ”のサンパチを紹介したが、このサンパチには兄弟車が存在する。

それがこちらで紹介するバブだ。前回の続編、と言ってもいいかもしれない。



コムスターではないスポークのホイールであること、卵型のエンジンカバーで250登録であることを考えると、ベースはド初期のCB250T。あえてブーメランコムスターではない時期のスタイルをチョイスするとは、なんともマニアック。オーナー氏のバイクに対する造詣の深さを感じずにはいれられない。



サンパチとの比較で相通じている部分、独自性を持たせている部分とあるが、しっかりと継承されているのが外装ペイントの部分。こちらも“鯉の滝登り”をモチーフにした和彫りのグラフィックを採用している。

強いインパクトを感じさせるこの鯉のペイントは、このサンパチとバブが兄弟車であることの、なによりの証しだろう。



描かれた鯉は力強い線とグラデーションの利いた赤と黄色の魚鱗が迫力満点。鯉は非常に長生きすることから、「立身出世」以外にも「長寿」や苦難に打ち勝つ「忍耐」の意味を持つ、人気の図柄だ。

昭和に生まれて平成、令和と時代を超えて歩み続ける旧車にも、思いが連なる部分があるのかもしれない。



そしてマフラーやリアショックは黒を基調としたサンパチとは異なり赤で揃えた。メガホンマフラーも、別タン無しのコニーのサスも、バブにはピッタリ。車両の特徴やイメージをうまく生かした仕様となっている。

そしてスイングアームはウエダ風のアルミ製オリジナルスイングアームを採用。GSやサンパチでは時折見かけるこのレース用スイングアームも、バブに装着しているのはかなりレア。逆に兄弟車のサンパチとは統一感が感じられるポイントだ。



リアビューで特徴的なのはテールランプ。サンパチテールに換装するオーナーが多いなか、あえての純正は目を引く。サンパチと連なっている点も考慮しての仕様だろうが、思慮が細部にまで行き届いているのがわかる。



さらに一点付け加えるとしたら、サンパチとの大きな違いがハンドル。BEETのセパハンで完全カフェ仕様のサンパチとは異なり、アップハン装着で旧車然とした姿を示している。

シートもシングルシートのサンパチとは異なり、サイドモール付きのサムアップシート。旧車イジリの楽しみが、二台を扱うことで何倍にも広がっているようだ。


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執筆者:i-Q JAPAN編集部

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