新規で、または乗り換えでオークションサイトの「オートバイ本体」カテゴリを眺めている方は少なくないだろう。
CBXはまぁ、安定して高い。フリマアプリやオークションサイトでも落札価格が300万円超えは当たり前になってきたし、それを見てもあまり驚かなくなった。
見方を換えれば、旧車會のツーリングもちょっとした高級車軍団ということになる。少し大きなツーリングになれば、参加車両の時価総額は億を超えることもあるだろう。そういった認識が広まれば、旧車會の見られ方も少し変わってくるかもしれない。
話が少しそれてしまったが、CBXの高騰に足並みをそろえるように、価格がつりあがっているのがCBRだ。
ハイパワーなコール機としての側面と、やはりエンジンがCBXベースの進化系だという点からCBXの代替機的な扱いを受けているという側面は、どうしてもあるだろう。
ただ、そうした流れからは離れたところで、超高額な取引価格が設定されているCBR400Fがあった。
なんと即決価格1,000万円超えの車両が！
しかも2台も！
一台は即決価格が3,000万円、そしてもう一台も即決価格は1,000万円。ちなみに入札価格も前者が2,560万円、後者が999万9,999円が最低価格で、どちらも入札はゼロ。本気で販売する気かと言えば、そうでもないんだろう。
一台目のCBRは0オーナー車のF-3。つまりCBRの新車だ。走行距離2.9キロ、タイヤは山どころか粒々まで残っているド新品だというから、本来ならホンダの歴史館に並んでいても不思議じゃない。
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ただ、プレミアは現車の人気にも比例するので、たとえ3,000万円をポンッと出せる立場にあっても払う価値があるかどうか。3000万円があれば、何が買えるかといえば、
たとえば高級スポーツカーの代名詞マクラーレンの600LTスパイダーが26,818,182 円（税込 29,500,000 円）。
たとえば4人乗りのロールスロイスの開始価格が26,981,819 円（税込 29,680,000 円）。
あと、ホワイトダイヤモンドが散りばめられたリシャール・ミルのオートマチックデイト（中古）の開始価格が27,295,000 円（税込 30,024,500 円）。
この辺と同価格です。
そして、もう一台の1,000万円のCBRは、こちらもフォーミュラ3の未登録新車。長期保管車両なのでサビや傷はあるそうです(笑)。
▶cbr400f 新車 検索 cbx400f cbx550f cb400f z400fx z1 z2 gs400 gt380 cb750f
その他の出品を見ると、2輪・4輪のパーツがズラリ。こちらはほぼ常識的な価格で出品されているので、金銭感覚がバカになっているワケではなさそう。“アドバルーン”的な扱いかな？
では、この2台だけが特別高くてその他は常識的な価格設定かといえば、350万円くらいの価格設定もそこそこ見受けられる。
今は新型コロナの影響もあって中古車は完全に売り手市場。強気の設定も多いが、この6ヵ月間でも実勢は150万円から180万円程度の落札価格で推移しているので、真剣に購入を考えている方は、参考にしてほしい。
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