旧車會やヤンキー界隈でよく話題に上がるバイクといえば、ホンダCB、カワサキZ、スズキGT…って感じだよな。
ところが、ふと気づくと「ヤマハ」の影が薄い気がする。え、ヤマハ? RZぐらいじゃね? みたいな。
でも、ちょっと待て。ヤマハってそんなに人気がないのか?
調べてみたら、これが意外と奥が深かったんだな。
旧車會的には「ヤマハはなんとなく選ばない」って空気感が昔からあるらしい。でも、最近のヤマハ事情を掘り下げると、これまた面白い話が見えてきたぜ。
ヤマハのバイク、昔の扱いはこんな感じだった
旧車會でのヤマハは、どうも「ちょっと違う」存在だったらしい。
例えば、ホンダCBシリーズは「王道」だし、カワサキZは「漢らしさ全開」。スズキGTシリーズは「ツーリングも暴走もイケる」って感じだ。
じゃあヤマハは?ってなると、どうも「中途半端」みたいなイメージがあったらしい。
たとえば、GX400なんかはエンジンが4スト2気筒で、ZやCBと比べると地味。でも、いざ乗ると軽快で扱いやすいんだよな。
RZ250/350も「速いけど壊れやすい」なんて評判があった。
この「ヤマハは壊れやすい」って噂、実は誤解が多いらしい。壊れるんじゃなくて、当時の2ストマシンの宿命だった「メンテナンスの難しさ」が原因だったんだな。しかも、乗り手の腕も問われるから、手をかけないとすぐ調子を崩す。
要するに「玄人向け」だったわけだ。
それでもヤマハを選ぶ理由って?
じゃあなんでそんなヤマハを選ぶ奴がいるのか?
これがまた、ヤマハ独特の魅力が関係しているんだな。
まず挙げられるのが、RZシリーズの「異次元の加速感」。2ストの軽さとエンジンのパワーが絶妙で、「速さを知りたい」って奴らにはたまらない存在だった。
それから、XJ400。「ペケジェイ」の愛称で親しまれていた(いや、今も親しまれているな)このモデル、空冷4気筒エンジンの独特のサウンドが特徴だ。CBやZとはまた違った爽快感があったらしい。
でもやっぱり、当時のヤンキーや旧車會メンバーには「壊れるのは勘弁」って意識が強かったんだろうなぁ。そんで人気が伸び悩んでたってワケなんだわ。
今はどうなの? ヤマハの復権
さて時代が進むにつれて、「ヤマハは壊れる」なんて噂も薄れてきた。そして、最近ではヤマハの旧車も再評価されているらしい。
特にRZシリーズは、今やプレミア価格がつくほどの人気だ。エンジンのチューンやパーツの再生産も進んでいて、愛好家たちの間では「手をかければ一生乗れる」なんて言われてる。
さらに、GX400も「渋いバイク」として注目され始めている。CBやZが「派手」なら、GXは「通好み」。旧車會イベントでも、GXに乗っていると「お、ヤマハ乗ってんじゃん」なんて声がかかるとかなんとか。
これ、昔はなかった現象だ。
まとめ:ヤマハの「地味さ」が魅力に変わるとき
結局、ヤマハのバイクって「目立たないけど味がある」存在なんだと思う。派手さを求めるならCBやZだけど、「わかる奴にはわかる」ってヤマハの立ち位置も悪くない。
昔は少し避けられていたかもしれないけど、今のヤマハ旧車は「実力派」だ。RZの加速感やGXの軽快さ、XJのサウンド…。これを知ったら、ヤマハも悪くないって思えてくるんじゃないか?
読者も、もしヤマハに興味が出てきたら、ぜひ一度試してみてほしい。知らない魅力が、そこにはあるかもしれないぞ。
なおこの記事は極超愛旧的見解なので、「ざっけんな」的な反論もあるだろう。もちろん反論上等ご意見頂戴、受けて立ってツカマツるぜ。ってことで投稿夜露死苦!