今でこそ旧車會のサーキットイベントでも絶大な人気を集めているGSだが、発売当時はそこまで暴走族人気が高いバイクではなかった。
理由はカンタン、アクセルをふかしても面白みを感じるバイクではなかったから。もちろん、スタイルのよさとか取り回しの楽さなどからバイクとしてはヒット作だったが、族車としてはむしろ不人気車だったそうだ。
のちに“吸い込み”という逆転の発想でコール技術も発展し、その特異さからむしろ「誰彼構わず乗ることができないバイク」にまで地位を高めたが、それも年代的には80年代に入ってから。ある意味「ザ・暴走族車」という見方もできる存在だ。
だから「3段シートNG」のようなイベントでGSを見かけると、「今日はよそ行きの格好をしているのかな?」などと、穿った見方をしてしまうこともある。とくにコチラのようなGSは、なおさらだ。
ガンメタ調のベースにラメを吹いた、赤とオレンジの“のの字”外装がワルくないはずがない、と感じてしまう。
さらにフレームとBEETのキャストホイールにもキャンディレッドの塗装を施して、スイングアームとトルクロッドはウエダレーシング製。フロントフェンダーやサイドカバーはBEETで年季の入った集合管はハス切り。フレームやホイールに合わせたオーリンズのリアサスもカッコいい。ダブルディスクにはゴールドのブレンボがキラリ!
これで一度もコールを切ったことがない、なんてことがあるんだろうか。
もちろん、仕様が好きでコールを切るのは好きじゃない、ということでも全然問題ないんだけど、ぜひ3段シートが付いた状態の姿も見たい。そんなスタイルのGSだ。
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