原色を使ったファイヤーパターンの外装は、レーシーなスタイルのCBRには割とオーソドックスな手法でもある。
ただし、組み合わせる色や形によって、個々の単車の印象はだいぶ変わるもの。そして、そのカラーリングのバランスのよさやインパクトの強さで旧極episode6ドレスアップコンテストの第3位を獲得したのが、こちらのCBRだ。
外装カラーを形成するのは、発色のいいソリッドイエローとキャンディレッドのラメファイヤー。このファイヤーの先端はキャンディーパープルへのグラデーションになっている。
このカラーリングは足回りにも使われていて、全体のバランス的にも効果的。フロントフォークのインナーチューブもチタンコートでオシャレに。
ソリッドレッドで塗装したフレームやスイングアームが全体のインパクトを強めに。エンジン回りのカバーやアルフィンのサイドカバーにもグラデーションを取り入れている。 デュアルカウルに隠されているシリンダーヘッドカバーもペイントしているのがニクい!
驚きなのは、これだけ質の高いCBRを仕上げたのが個人だったということ。以前は個人とショップを部門分けしていたので、そうであれば個人部門の優勝を獲得していたということ。前日、出発する直前まで仕上げていた頑張りが、形になって表れた。受賞、おめでとうございます!
執筆者:i-Q JAPAN編集部