【旧極ドレコン】昭和暴走族を令和のセンスで仕上げたブチアゲ&タテ文字のCBR!【episode6】


暴走族の基本的な単車といえば? その答えは地域によっても違うだろう。カウルの向きや高さも違えば、車種も外装の仕様も地域によって違ってくる。

ただ、ブチアゲや漢字の筆文字は多くの暴走族にとっての共通認識となっていることだろう。高く掲げたカウルや手書きの日本語文字は、暴走族以外のジャンルでは見られることがまずないスタイル。全暴走族のベーシックではないが、このスタイルを目の当たりにして暴走族を思い出さない人はいない。

そんなブチアゲスタイルと、国粋主義的な主張を感じさせる黒地に白の文字をまとった単車が、ガレージBAが製作したCBRだ。

こちらの単車を、各地のイベントでご覧になった方も少なくないだろう。ガレージBAでは、同様のコンセプトを持った単車を何台もそろえている。同じスタイルの単車がズラリと揃う、その姿は圧巻の一言だ。

ブチ上げたフルカウルには、縦横無尽に漢字かな混じりの日本語が。インパクトの強さは圧倒的。

エアロシャークの使い方も見事。比較的広めのフェンダーに描いた菊の御紋は単車のイメージを左右するくらいの強いインパクトがある。

後姿の美しさは、ブチアゲ単車にとって必須にして最低条件。チームとして外装のコンセプトを揃えていることもあって、テール裏のデザインには強い意志が感じられる。

全体の雰囲気に合わせてマフラーもゴールドメッキに。ゴールドチタンのインナーチューブやスプロケットなど、ポイントごとにゴールドカラーが用いられている。

さらに、チェーンケースや拡声器のデザインも統一感が。こういった部分にまで注意を払っているのがわかる。

ドレコンでの上位入賞は惜しくも逃したが、集団でのコンセプトを加味したら、その存在感は決して無視できないものだ。

【車種】HONNDA CBR400F
【オーナー】まぁぼー
【製作ショップ】ガレージBA
【ハンドル】アキラアップハン
【マフラー】MAD管
【フロントカウル】イノウエタイプ
【フロントフェンダー】BEETエアロシャーク
【シート】G-STYLE
【ペイントショップ】ガレージBA

執筆者:i-Q JAPAN編集部

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