人生とは選択の連続だ。右か、左か。瞬時に、そして正確な選択が求められる。
とまあ、カタい言い方をしたが今回お伝えしたいのは、目の前に信号待ちの車列があって、コレをすり抜けていくのに右か左か、アナタならどっちを選びますか? というコトだ。
かつて神奈川の暴走族がアップハンを絞っていたのは、すり抜けの際に邪魔にならないためだったのは有名な話。同様の理由からハンドルを絞っていた他の地域も多いのでは?
現役の暴走族はともかく、ルールを守って走る旧車會の場合、ちゃんとルールは分かっていた方がいい。というのも、右からすり抜けるか、それとも左からか。その前にすり抜けはルール的にOKなのか? という問題もある。
▼車の右に出るか左に出るか運命の分かれ道!
(写真はイメージです)
・すり抜け自体は法律上問題ナシ
そうなのだ。すり抜け自体は、取り締まる法律がないため、特に問題はないということなのだ。だからすり抜けが理由で止められることはない。
ここから先が少しヤヤコシイのだが、すり抜けはOKだけど、すり抜けのやり方によっては、ほかの違反につながって、最悪逮捕されてしまうことがある、というのだ。
違反になりそうなパターンを、いくつか挙げてみた。
▼気分で決まってしまうこともあるから怖い
(写真はイメージです)
1.追い越し違反
法律的にすり抜けは追い越しと同じ、という解釈らしい。だから「車の左側からの追い越し」は違反と言われることがあるようなのだ。渋滞する高速道路で一番左側を走るのは安全だし走りやすいが、厳密にはあれもアウトにカウントされることがあるようだ。
こっちはあまり現実的じゃないが、「右折車の右からの追い越し」も当然ダメ。というか、さすがにコレはダメだって分かるでしょ。
2.割り込み
片側3車線の道路が渋滞していて、左レーンの右側をまっすぐ走っていたとしよう。あるところでデカめのトレーラーや重機が前をせき止めていたので、ひとつ右のレーンに移動した……。
これを、後方からの車両の進行を妨げた急な割り込みの行為として、止められてしまう場合があるそうだ。
かといって、間をずっと走っていても実線をずっと踏みっぱなしだと、それはそれでよくないとか。
▼高速の渋滞の場合は路側帯側を走るんじゃないか?
(写真はイメージです)
3.信号無視
いやいや、旧車會なんだから、それはさすがにやらないよ! という声が聞こえてきそうだが、これ、意外とやってしまう行為なのだ。
後方から渋滞の車列をズバッと抜いていって、信号手前の最前列に出る。
これならどうだろう。それ、やってるわ……という方は少なくないハズだ。
この際、最前列の停止線をあまり大きく出て止まったら、信号無視を取られる可能性がある!!
というか、厳密には交差点の手前30メートルは追い越し禁止区域だから他車の前に出てはダメ、なのだ。区分が黄色の実線になっているコトもあるから分かりやすいと思う。
しかも、今挙げた3つとも、捕まるか捕まらないかは時の運。すべては警察官の機嫌次第だというからマジで恐ろしい……。
【結論】
すり抜けするときは、左レーンの右側から、進路変更もせずに進むのがベスト!
すり抜けするかしないか? それが問題だ。
ちなみに“やる!”と決めたバイク乗りは、とことんやる。こんなヤバい動画もある。
▼閲覧注意
執筆者:i-Q JAPAN編集部