「警察官が暴走族を警棒でフルスイングKO!」
この動画タイトルを見てキミはどう思う?
「暴走族やってたらあるあるだよ」
「死んだなwww」
「フルスイングはやり過ぎやろ」
「せめてハリセンにしろや!」
「警察権力による公然な虐待では?」
などなど、ネット上では多数の声が寄せられている。
もちろん道路交通法を違反している彼らに対して擁護の声は少ないのだが、彼らは曲がりなりにも我々同様に「人間」だ。
10万円から始める仮想通貨取引攻略法
血気盛んな不良少年が天下の公道で集団暴走をしたからといって、走行中のバイクや人間を目掛けた警棒のフルスイングは、下手したら「死」の可能性がある。
“ホームラン”を放った警察官の頭には、
「相手が死ぬかもしれない」
という考えが、よぎることは無かったのか?
普通の喧嘩だって、素手のパンチ一発でも当たりどころが悪ければ死んでしまうことだってある。それが、スピードを出して走っているバイクともなれば、衝撃の威力は何十倍にもなるだろう。
さすがにコルク半を被っていても、頭部を路面や単車に打ちつけたら、衝撃で脳しんとうくらいは起こす可能性が高いはず。
「犯罪者には死の制裁」なんてこと、法治国家の日本では地方公務員の、いち警察官が軽々しく執行できるものではないはずだ。
暴走族(旧車會)=珍走団と、ネット上では面白おかしく揶揄されるが、彼らが悪いことをしているからといって、その制裁を「死」に結びつけてはいけないのではないか? と私は思う。
▼「警察官が暴走族を警棒でフルスイングKO!」動画はコチラ! (画像をタップ)
【関連動画】
▼暴走族vs警察 関連記事
【横浜】暴走族の名門「大口羅漢」が平成の世に復活⁈も少年12人が暴走行為で摘発!
【秘密兵器】時には不発も!? 対暴走族用に警察が開発した道具の歴史を振り返る!!【県警開発】
執筆者:510忠
世間から公認ではないが、自らの肩書を不良や犯罪の評論家とする42歳の独身男性。現役暴走族を経験していた過去もあり、最近のヤンキー事情にも詳しい。今は更生し、i-Q JAPANの外部ライターとして活躍中だ。