ここ最近、目に見えて増えているのが「バイク盗難」に関する報道。
実はニュースもミーハーなところがあって、近場でバズったニュースがあれば、そのバズった内容に近いニュースを流しだす。
もちろん、注意喚起の場合が往々にしてあるから一概には言えないが、視聴者の目をくぎ付けにするニュースの存在は、視聴者にとってもありがたいものであり、報道する側からみてもオイシイ素材なのは間違いない。
そこで出てくるのが「バイク盗難」の記事なのだが、今回のそれは“盗まれた”だけではなく“盗んだ犯人を逮捕した”という画期的なものだった。報道によると、
❝大阪府門真市内の集合住宅で4年前、カワサキ製の人気バイクで平成7年式の「ゼファー400」を盗んだとして、大阪府警刑事特別捜査隊と門真署が、窃盗の疑いで、大阪府大東市諸福の自称解体業、竹内和彦容疑者(40)を逮捕したことが15日、捜査関係者への取材で分かった。
(中略)竹内容疑者は「自分で乗るために盗んだ」と供述しているが、車体の一部しか見つかっておらず、府警は竹内容疑者がバイクを解体し、部品をネット上などで転売したとみて調べている。❞
なんと4年前のバイク窃盗犯を逮捕したのだ!
当局が過去の窃盗の動画をチェックして、最後に犯人にたどり着いたというから、ニュースとしてはかなり画期的。今後、こういったケースが増えていけば旧車バイクの窃盗はどんどん減っていくんじゃないだろうか。
ただ、残念なことにバイクそのものはバラバラにされていて、すでにパーツ単位で販売されてしまっている模様。月日がかかっていると元の姿で戻ってくる可能性はどうしても低くなるが、それでも犯人が逮捕されるのであれば、多少は溜飲が下がるというもの。
バイク窃盗が根絶された社会が来るよう、社会の改善が望まれる。