状態がよくない車両が多いのは分かっていても、それでも掘り出し物がないかと、ネットオークションを物色してしまうのは旧車乗りの悲しい性なのかもしれない。
そして「CBX400F 50万円」みたいな表示を見つけて開いてみると、
「鍵をなくしてしまったので動かせません」
「ピストンが固着しています」
「事故でフレームが歪んでいます」
など、ごもっともな理由で乗れる状態にないバイクということが明記されている。
「なんだよもう…」
と、嘆く気持ちは分かるが、そもそも相場からかけ離れた価格設定のバイクには、裏事情があると思って間違いない。
しかし、こうしたネットオークションを頻繁に眺めていると、事故車や不動車の出品が意外と多いことに気付く。
車種を問わないのであれば、こうしたバイクの出品はほぼ毎日あるといっても過言じゃないが、こんなこと思ったことはないだろうか？
「このバイク誰が買うんだ？」と。
基本的にはショップや業者さんが買います。修理やレストアに使う部品を取るために。
ところでこの不動車、バイク乗りが自分で購入してもいいんじゃないの？
と感じるのです。
とにかく最近、部品がない！ という話になります。自分のバイクと同じ車両の不動車を一台持っていれば、当面はパーツ集めに苦慮することがない！ バイクには一か所不具合が出ると、連鎖反応で次々と不具合が生まれることがあります。
一台分のパーツがひとつずつ残っていたら、完全な状態のバイクを2台乗り継ぐよりもコスト的には抑えられるのでは？
不動車の置き場があるかどうか、そもそも購入できる金銭的な余裕があるかどうかという最終にして最大の問題が残ってはおりますが、ココがクリアできるなら、不動車の個人購入、考えてみたらいかがでしょうか？
ちなみに、不動車も高額化が進んでます。ビックリしないでね！
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