旧車バイクのカスタム手法に「〇〇の〇〇化」という高等テクニックがあるのはご存知の通り。よく知られたものでは「GSのザリ化」とか、「XJのFX化」とか。最近だと「XJRのCBX化」も話題になった。
この場合は主に外装をスワップしているので見た目の変化が明確だ。バイクのなかでも旧車に興味がなければ、その変化にすら気付かないであろうカスタムを、お金と時間をかけてコツコツやっていくのが醍醐味だ。
そしてこちらのHAWKⅢはそうした外装スワップともまた違う手法で旧車好きをニヤリとさせるカスタムを行っている。外装はホークⅢのままだが、足回りやマフラーにGS要素を取り入れているのだ。
フロントディスクがダブルの星キャスに換装し、マフラーもハス切り。下半身だけGS(というかGSXかも)らしさを醸し出していて、一瞬、脳が誤作動を起こしそうになる。
フロントフォークのΦ数がHAWKとGSは同じ33Φなので差し替えが可能といえば可能だが、こうした換装は少数派。初めて見る!ということではないにしても、遊び心として面白いことに変わりはない。
マフラーのハス切りもGSの専売特許というワケではないからバブ乗りでもマフラーの先端をカットしている例はいくらでもあるが、近年バブにはメガホン菅を装着するユーザーが多く、こうした仕様が逆に新鮮に感じる部分もある。
ちなみに、マフラーは三協オートの68サイクロンYSバージョンということで、マフラーのルックス的にもGSらしさを感じさせている要因のひとつだろう。
もちろん、そうした部分だけではなく、全体の改造もバッチリ。
スーパーホークⅢの中部限定カラーのデザインを黒と銀ラメで塗り分けて、フレームやエンジンも黒で統一。エンジンカバーはメッキで、こちらも統一感を意識した仕様だ。
カウルとアップハン、三段シートのバランスもしっかり計算されていて、全体のバランスを崩すことなくここまでの仕上げになるのだから、バイクから「大人」を感じずにはいられない。
本気の遊び心を感じさせる一台だ。
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