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【兄弟車①】燃えるようにうねるストライプに派手さだけではない魂の鼓動を感じた!【星形ラメ】

かつて峠を制したホンダCBR400Fは、今や旧車會の羨望の対象となり、オーナーたちによって新たな生命を吹き込まれている。

このマシンも、ただの「懐かしさ」だけでは語れない、強烈な派手さと伝説を背負う品格が同居する一台だ。

 

まず目を惹くのは、その強烈なカラーリング。かなり大粒のチップを噴いたレインボーラメと、独創的な2本巻きをベースにしたキャンディ塗装が目を引く。

2本巻きのラインは内・外にキャンディでボカシつつ、ベースはタンク中央部はラメ、外側に向かってキャンディレッドから外縁とフルカウルのセンターに向かうにつれてブラックに変色していくという洒落たグラデーションを加えている。

この黒が入っているか否かで全体の印象はガラッと変わる。フレームやエンジンのカラーとも相まって、かなり締まった印象を与える。

 

イノウエのフルカウルもばっちり分厚めのラメクリア。このラメもクセモノで、大粒の星形チップを大量に使用している。近くで見ると銀河のようだ。

ビタローニやPIAAのロゴ、ステッカー類も赤系でまとめて強烈イメージをキープ。マーシャルのフォグも妖しげに映える。

 

一方で、フレームは黒で塗装して全体の統一感を演出。マフラーは名機・ワルツ機械。車体の中核であるエンジン周りに黒を集中的に置くことで、外装のギラつきとのメリハリが生まれ、重厚感が際立つ。

 

ステップやブレーキマスターは赤で塗装してワンポイントの差し色に。塗装面を増やすためチェーンカバーを装着して外装と同様の2本巻きをペイント。統一感を感じさせるポイントでもある。

 

パールホワイトと赤の型押しレザーを使った豪華なシートは、乗る者のステータスをも物語る一品。カウルに負けじとそそり立つテールカウルのアガり具合も、このアングルからだとよく分かる。

 

イカヅチテールカウルも波動の広がりを感じさせるような塗装でドレスアップ。ちなみにイカヅチのテールにBEETのテールレンズカバーを装着しているみたいだが……これどうやるんですか?

 

昭和末期〜平成初期の暴走族文化+令和のリバイバル感が融合したマシンとなっているこのCBR400Fは、「止まっていてもバエる」、「並んでるだけで注目をさらう」。そんな想いにさせてくれる。

 

ちなみに、こちらのCBRは後出のCBX・GS400と兄弟車でもある。この3台が一堂に会することは滅多になく、外装変更を予定しているバイクもあるというから、これは貴重な3ショットということになる。

 
 
■オーナー:ラキスト
■チーム名:伊豫國RACING
■ひとこと:コール練がんばります

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