少し前の某アイドルグループのヒット曲に『アンビバレント』という曲があった。日本語にすると二律背反。異なる感情や意見を、どちらも抱え込んでいる状態を差すものだが、これはバイクの世界にもあることで、一番顕著な例で行くと外装のバイカラーだろう。
バイカラーの「バイ」は「バイシクル(自転車)」の「バイ」で、「ふたつ」という意味を含んでいる。つまり一台にふたつのカラーリングが加えられている、ということだ。
旧車會バイクの場合は、左右の両面でバイクの色合いが違う、というものだ。ラインだけ違う場合もあるし、左右でモチーフそのものが違う場合もある。
そこでこのCBX。純正仕様のトリコロールカラーにしか見えないが、こちらも実はバイカラー。右半身は、赤×白の純正仕様となっているのだ。
外装カラーに何らかの特徴を持たせたカスタムバイクなら「そんなことがあっても不思議じゃないだろうな」という予測が働くので、そこまで驚くこともない。
それが純正仕様となれば、「まさかそんなことをしているはずがない」という頭になっているため、逆サイドが全く違うカラーリングになっているという想定がないから、意外に気付かれないとか。実際、撮影にあたったカメラマンも、タンクの塗り分けを見るまで気がつかなかったそうだ。
同一車種で色違いがある場合、まず悩むのが「どちらの色遣いにするか」ということ。それがバイカラーであれば、どちらも選択することができるので非常に欲張りな仕様ともいえる。対比の妙を考慮して、ハンドルグリップも右は青、左は赤と使い分けている。
そして純正仕様のアンダーカウルを装着し、デイトナのスタビライザー、CB750ハンドル、ジェネラス管などパーツのチョイスは奇をてらわずあくまでも王道。このバランス感覚は見習いたいものだ。
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