国旗というものは、一瞬見ただけでも“それ”と判別できるシンプルさと分かりやすさが必要不可欠だ。
基本的には長方形で、色も南アフリカの9色という例外を除くと、だいたい2〜3色程度で収めるのが通例。シンプルが故に、バイクや自動車などのカスタムにも、国旗のデザインやカラーリングは頻繁に用いられる。
一番有名なところではフランス国旗の「トリコロールカラー」で、赤・白・青の3色は、例えばCBX400Fの1型、通称・青✕白カラーにも用いられている。青✕白ではなく「トリコ」と呼ぶ人もいるくらい、ポピュラーな仕様だ。
旧車會仕様で有名なのは、日本の“日章旗”やアメリカの星条旗を用いたデザイン。特に、昭和の縦文字系暴走族から受け継がれている国粋主義的な仕様のバイクに、日の丸や日章旗はとてもよく似合う。
色使いのシンプルさと認識度の高さが、バイクの外装にもフィットするんだろう。
そんな日章や星条旗にも負けないインパクトを持ったイギリス国旗、ユニオンジャックを外装のモチーフにしたのが、こちらのXJR400だ。
外装は全体にラメのフレークを噴いて、思った以上に日中はギラギラ。さらに縁どりには反射テープを仕込んでいるので、夜はまた別の姿を見せている。
そして、そのユニオンジャックと同じくらい目を引くのが全体の塗装。とにかく、「塗れる部分は全部塗った!」状態だ。
フレームやマフラー、ボトムケースなどはカラーメッキ。セブンスターに換装したホイールはラメ&キャンディーでユニオンジャックとの統一感を示している。
さらに驚くべきはメーターのケースやスイッチボックス、ミラーやオイルクーラーに至るまで、メッキ加工を施している点。
こうしたメッキへのこだわりは、このXJRを制作したバイクファクトリーKITTANの看板車でもあるゼファーでもみられたものだが、今回はその範囲をさらに広めた格好だ。
もちろん、手を加えているのは塗装だけではない。
セブンスターキャストに換装したホイールには、フローティングディスクローターとブレンボのキャリパーを装着。ブレンボのキャリパーはXJRのウリのひとつだが、サポートを入れて取り付けたこちらのキャリパーは、さらに上の性能のもの。
リアディスクに取り付けたアルミ製のキャリパーサポートとトルクロッドは、社名を浮かし彫りしたオリジナルアイテム。厚みがあって剛性も高そう。
今後、少なくとも今年一年はこのユニオンジャックをテーマにしたグッズ開発も展開していく予定だというから、LONDON大好きなパンク・キッズ(は居ないか笑)たちは、今後の展開もお楽しみに!
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