お盆も過ぎたけど、列島はまだまだ酷暑の夏まっさかり！
この時期、バイクに乗るときの服装選びはライダーにとって頭を悩ませる問題だ。
特に日本の夏は、湿度が高く、連日の猛暑が続くため、ただでさえ辛い状況で、さらに装備をどうするかを考える必要がある。Tシャツ1枚で風を感じながら走るのは確かに気持ちが良いが、果たしてそれで安全なのか？
ここでは、夏のバイクコーデについて掘り下げてみよう。
Tシャツ1枚でOK？それとも安全第一？
まず、Tシャツ1枚でバイクに乗るという選択肢だが、正直言って危険だ。
もちろん、街中を少し走る程度ならば、暑さを和らげるためにTシャツ1枚で済ませるライダーも多い。しかし、高速道路や長距離を走る場合、万が一の事故や転倒に備えて、最低限のプロテクションは必要だ。
特に、最近のバイクジャケットは、メッシュ素材や通気性の高い素材を使ったものが多く、見た目以上に涼しい。だから、夏だからといってTシャツ1枚にこだわる必要はない。
安全を考えると、やはりプロテクター入りのジャケットを着用することが望ましい。
オススメの夏コーデ：快適さと安全を両立させる
そこで、今年の夏オススメのバイクコーデを紹介しよう。ポイントは「快適さ」と「安全性」のバランスだ。
1. メッシュジャケット
夏用のメッシュジャケットは、風通しがよく、熱がこもりにくいので、暑さを感じにくい。また、最近のモデルはデザイン性も高く、街中でもおしゃれに見えるものが増えている。プロテクターが入っているものを選べば、安全性も確保できる。
2. クールマックス素材のインナー
クールマックス素材のインナーシャツは、汗を素早く吸収し、肌をドライに保つ効果がある。これを着ることで、ジャケットの下に着てもベタつかず、快適に過ごせる。ライダーにとっては必須のアイテムだ。
3. ライディングジーンズ
普通のジーンズではなく、耐摩耗性のあるライディングジーンズがオススメだ。これもまた、メッシュ仕様のものがあり、暑さ対策もバッチリ。膝や腰部分にプロテクターが入っているものを選べば、安心感が増す。
4. 通気性のあるグローブ
夏でも手の保護は怠ってはいけない。通気性のあるメッシュグローブや、薄手のレザーグローブがオススメだ。手汗をかきやすい人は、手袋の中が蒸れると不快なので、しっかりと風が通るものを選ぼう。
5. 軽量ヘルメット
ヘルメットは重くて蒸れるイメージがあるが、最近の軽量モデルは快適だ。通気口が多く、熱がこもりにくいものを選ぶと、夏の長時間ライディングでもストレスを感じにくい。特に、フルフェイスヘルメットでありながらも、通気性を考慮したモデルが増えているのが嬉しい。
水分補給を忘れずに
どんなに涼しい装備を揃えても、夏のバイクライディングでは、体内の水分が奪われやすい。
長時間のツーリングや、炎天下での信号待ちなど、意識しないうちに脱水症状になってしまうこともある。そこで、水分補給は絶対に忘れないことが重要だ。
ハイドレーションパックを背負って走るのも良いし、休憩のたびにこまめに水分を摂るように心がけよう。特に、スポーツドリンクやミネラルウォーターを選ぶと良い。
暑いからといってビールやアルコール飲料に手を伸ばしがちだが、これはかえって脱水症状を悪化させるので避けるべきだ。
まとめ：酷暑でも安全と快適を両立させよう
夏のバイクライディングは、その解放感とスリルが何とも言えない。しかし、暑さ対策を怠ると、快適さだけでなく安全性にも影響が出てしまう。ここで紹介したコーデを参考に、今年の夏もバイクライフを楽しんでほしい。
「安全第一」ではなく「快適さ優先」で考えてしまう気持ちも分かるが、やはりどちらも大切だ。特に日本の夏は厳しいので、装備を整えることで、バイクに乗る楽しさを損なわずに過ごせるだろう。
……とはいえ、旧車乗りとしてはこういった「王道」以外のコーデもあるはず。
たとえば、特攻服！
真っ白な特攻服はむしろ日光を反射して肌を焼くストレスから解放させるかもしれないし、頑丈な素材を使ってるのであれば、あるいは安全性も確保できるかもしれない。
てなワケで、オススメの「愛旧ジャパン的ベストコーデ・夏」とも言えるコーデがあったら、ぜひ投稿してほしい。待ってるぜ！