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【コールのひみつ】バイク乗りなら一度はやるよな!? コールの歴史、メカニズム、そしてその裏に潜む法的リスク【旧車會必見】

バイク乗りなら一度は耳にしたことがある「コール」。

俺も最初にこの言葉を聞いたときは「なんだそりゃ?」って思ったもんだ。バイクに乗り始めて仲間とかから情報を聞いて、ようやくその意味がわかったけどさ。

コールってのは、要はアクセルをうまく使って、エンジン音をリズムよく刻むテクニックだ。バイク乗りにとっては一種のパフォーマンスであり、特に旧車會の連中にとっては、これが一つの自分たちのアイデンティティでもあるんだ。

でも、ちょっと待てよと。コールってただの自己満足だけじゃねーよな? 実は結構奥が深いんだよ。この「コール」を切るメカニズム、歴史、そしてそれに関連する法的なリスクについて、俺もいろいろ調べてみたら「お、そういうことだったんだ!」って感じで面白い気づきがあったんだな。

んなワケで、今回はそんなコールの真実についてお前らとシェアしていこうと思う。

 

コールの歴史はヤンチャ文化と共にあった


 

まずは歴史からだ。

コールの起源は、1970年代から80年代にかけて流行った暴走族文化にある。

あの頃のバイク乗りたちが、集団で走りながら自己主張するために生み出したのが「コール」なんだ。エンジンを激しくアップダウンさせて、そのリズムで仲間との一体感を出したり、周りに自分たちの存在をアピールしたりする。

要するに、コールは自己表現の一環だったってわけだ。

当時のバイクは2ストロークエンジンが主流だったから、今よりもエンジン音が甲高く、強烈だったんだ。特にチャンバー(排気管)を変えて音をカスタムするのが流行ってて、それで「切る」音にバリエーションが生まれた。

つまり、音のバリエーションが豊富で、腕前を見せつけるにはもってこいだったってわけ。あの頃のヤンチャな兄貴たちが、今の旧車會の文化にもそのまま引き継がれているんだな。昔からミャクミャクと受け継がれている伝統ってやつだ。

 

コールの物理と工学:音の正体はなんだ?


 

じゃあ、次にコールの仕組みだ。

俺も最初はなんとなくバイクの音を楽しんでたけど、実は科学的に見てもコールって面白いんだよ。

まず、コールは「エンジンの回転数を上下させることで発生する音」だ。簡単に言うと、アクセルを開けたり閉じたりすることでエンジンの回転が急激に変わる。この回転数の変動が、エンジンの排気音に大きな影響を与えるんだ。

特に、2ストロークエンジンでは1回転ごとに排気が発生するから、よりリズミカルな音が出る。エンジンの回転数が高くなると音が高くなり、逆に回転数が低くなると音が低くなる。

この音の変化が、俺たちが「コール」と呼ぶものの正体なんだな。

さらに面白いのは、排気管の形状や長さが音に与える影響だ。

排気管はその内部で音波の共鳴を引き起こして、特定の周波数を強調する。この共鳴効果が、あの「ブンブン」「パンパン」といった音を際立たせるんだ。特に、カスタムしたチャンバー付きのバイクでは、音の響きがより一層強くなるから、まさにコールのために作られたかのような音響効果を生み出してくれるんだ。

そして、燃料の供給量も音に影響する。

コールを切る時、アクセルを素早く操作することで、燃料の供給が急激に増えたり減ったりする。この結果、不完全燃焼が発生しやすくなり、排気ガスが爆発して「パン!」という音が出ることもある。この爆発音も、コールの一部として含まれているんだ。

まさに、音の化学反応って感じだよなー。

 

法律はどうだ? 現行法とコールの現実


 

でも、ここでひとつ忘れちゃいけないのが「法律」だ。

俺たちが楽しむコールだけど、実はこれ、結構取り締まり対象になってるんだよね。

騒音規制が年々厳しくなってきてる今、警察は「騒音公害」だとしてコールを問題視している。実際、道路交通法では、無用な騒音を出す行為は違反(道路運送車両法第108条)とされているぞ。

特に夜間や住宅街でのコールは、その近辺の住民からの通報が相次ぐこともある。警察に捕まったら「騒音規制法違反」や「交通違反」で切符を切られることもあるから、注意が必要だ。違反金や減点だけじゃなく、最悪の場合、バイクが押収されることもあるんだから、気をつけないとな。

でも、ただ規制されるだけじゃなくて、俺たちもマナーを守って楽しむっていう姿勢が大事だぜ。

例えば、コールを楽しむなら、イベントや許可された場所で思う存分やるとか、地域のルールを守るとか、そういった工夫も必要だ。昔の暴走族とは違って、今の旧車會は大人の集まりだ。楽しむところは楽しみつつ、守るべきところは守る。これが今の俺たちのスタイルじゃないかって思うんだ。

 

まとめ

結局、コールってのは俺たちの文化の象徴っていっても過言じゃねえよな。歴史的にも、技術的にも深い意味があるし、仲間との一体感や自己表現の場としての役割を果たしている。

でも、やっぱりルールやマナーも守りながら、楽しむことが大事なんだって改めて感じたよ。俺も最初はただ音を楽しんでたけど、調べてみて、こういう背景や仕組みを知ると、さらにコールの魅力が増した気がする。

お前らも、次にコールを切るときは、ちょっと科学的目線でエンジンの音を聞いてみると、また違った楽しみ方ができるかもしれないぞ。

もちろん、マナーと法律には気をつけてな。コールを楽しむのもいいけど、周りのことも考えて、みんなでバイク文化を盛り上げていこうぜ!

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