準優勝を獲得したこちらのサンパチだが、まず強調したいのは圧倒的にバランスがいい! ということ。フルカウルの高さも、カウルとアップハンのバランスも、三段シートの高さも言うことナシ!
細部を眺めていくと、ダブルディスクやセブンスターキャスト、クアンタムのショックアブソーバーなど、パーツのチョイスもさることながら、ひと際目を引くのが意表を突いたマフラー。ウェザリングで赤錆だらけのマフラーは、サンパチが旧車であることを思い起こさせてくれるものだ。
そしてなにより、この単車をスペシャルな存在にしているのが、一番の特徴でもあるファイヤーパターンだ。
細部をご覧いただきたい。ファイヤーパターンのなかに、オーナー5914氏のチームロゴが、紙幣の“すかし”のように散りばめられている! これは今までにない、まさしく唯一無二のアイディアだ。
さらに、全体のラメもオーナーのチーム名「Stardust」にちなんだ大粒の星型ラメになっている点も見逃せない。
こちらのサンパチをプロデュースしたのは、Y.Y.FACTRY。粋人として知られるかっくんがコーディネイトした単車には、今後も注目していきたい。
ちなみに、先日ご紹介した今年の優勝車両・Supream&Louis Vuittonコラボ仕様のGSとこちらのサンパチはオーナーが一緒。ひとりのオーナーがドレコンの上位を独占するのは、おそらく史上初。まさに快挙と呼べる出来事だろう。
執筆者:i-Q JAPAN編集部