GSXのアメリカンタイプ、GSX250T。Tはトラディショナル、の略で、通称トラザリなどと言われるこのバイクは、旧車會系のパーツ流用が可能なことから、イベントなどでも時おり見かけることがある。
この日の現場でも何台か見かけたが、このトラザリはオーナーがまだ16歳。そして様々なパーツの取り付けやセッティング、さらには車両の購入まで、全部自分で行ったという。
そう言われてから見ると、バイクそのものに付加価値が生まれないだろうか。急にありがたい存在に見えてくる。
元々、父親がイベントにも参加するくらいの、筋金入りの旧車乗り。その影響で、小さなころから旧車に興味があり、様々なイベントにも参加していたそうだ。
そして16歳を迎えた今年、こつこつと貯めていた資金でトラザリを購入。そして「相談には乗るけど手は出さない」という父親の方針もあって、全部のパーツ選びから配線・塗装・装着と、すべての作業を自分ひとりで行って、形にしたのがこのトラザリだ。
驚くべきはマフラーの集合部分以降も自作というところ!
マフラーのステッカーも、近くで見るとサインペンで塗った様子がありあり。もう、好感しかない。
風防もしっかり曲げてハンドルとの距離感や角度を考えているのが分かる。風防は族車カスタムの理解度が如実に表れるポイントだが、その辺は英才教育の賜物でもあるのだろう。
いずれはトラザリを卒業する日は来るのだろうが、それでも“最初の人”は忘れないもの。その日が来るまで、充実した旧車バイク生活を楽しんでほしいものだ。
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