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【単車はじめて物語】みんな“ネイキット”“ネイキット”って簡単に言うけど意味知ってる?

2023年12月29日

なんとなく分かっているけど、いまさら聞けない疑問を解決していきます!!今回は「ネイキット」について。どんな意味? なにが違う? そこんところ、まるっと解決します!
特にカワサキのゼファーやヤマハのXJRを指して言うことが多い、ネイキット・モデル。雰囲気としては何となく分かるんだけど、じゃあ、なにをもってネイキットっていうの? そもそも、ネイキットってどういう意味? そんな疑問を解決してみたい。

いきない答えを出してしまうが、ネイキットとは、“剥き出しの”という意味。じゃあ、なにが剥き出しかといえば、これは「エンジンが剥き出し」の単車のことを、ネイキット・モデルと呼ぶわけだ。



もっといえば、「ライトが丸目一灯」で「リアサスが2本」という定義もあるようだ。なにを言ってるんだ? と思うかもしれないが、リアサスが片側だけについている「モノサス」の場合、どんなにエンジンが剥き出しになっていても、それをネイキットとは呼ばない、ということのようだ。ライトが二灯でも、同じようにネイキットのカテゴリーには入れてもらえない。

もっとも、この「ライトが丸目一灯」の方の縛りは割と緩くて、額面通り受け止めてしまうと都合が悪い単車もあるため、基本的には一灯であればOK、というような風潮もある。VFとかVTとか、大型だと角Z系とか。

CBXやGSや、サンパチはどうなる? あれだってネイキットの仲間ってことになっちゃうのか? という疑問も当然あるだろう。答えは当然「〇」。FXもXJもバブも、ぜーんぶネイキット・バイクだ。



ではなぜ、CBXやGSを最初からネイキットと呼ばなかったか? 答えは簡単、当時の単車は全部ネイキットで、改めて ネイキットという区分をする必要がなかったからだ。

世はカウル付きのバイクが全盛を極め、“剥き出し”のバイクなど見向きもされない不遇の時代が長く続いた。各社が規制馬力いっぱいの出力でバイク開発を進めいていたなかで、ひょいと現れたのがゼファーだった。 そのまんまレースに出られるくらいのカウル車の集団と比べたら、一台だけ“裸”(ネイキットには、裸という意味もあります)みたいな姿。最高出力の制限が59馬力の時代に、なんともビミョーな46馬力というスペック。だけど、これがCBX、FXの時代からレーサーレプリカに振れた振り子が戻ってくるように、その後10年以上も販売され続ける一大ムーブメントを引き起こす。

そこで生まれたのが “ネイキット”というカテゴリーで、要するに“レーサーレプリカ”があったからこその、区分だったわけだ。



ちなみに、この“ネイキット”という呼び方は、日本独自のものなのだとか。なんと、海外ではネイキット・タイプのことを、 “ジャパニーズ・スタイル”と呼ぶそうだ。

1967年に欧米で登場したCB750フォアやZ1が爆発的に売れたのをきっかけに、日本のメーカーはこのスタイルをバンバン作ってバンバン売って、太刀打ちできなかった海外のメーカーは別の路線を進まざるを得なかった。このスタイルを、独占してしまったのだ。凄いね、50年前の日本の先輩は!

【結論】
丸目一灯、2本リアサスでエンジン剥き出しの単車の総称がネイキット。
そしてネイキット・スタイルは50年前から続く日本のお家芸


ということで、今回の講義はココまで!

特にカワサキのゼファーやヤマハのXJRを指して言うことが多い、ネイキット・モデル。雰囲気としては何となく分かるんだけど、じゃあ、なにをもってネイキットっていうの? そもそも、ネイキットってどういう意味? そんな疑問を解決してみたい。

いきない答えを出してしまうが、ネイキットとは、“剥き出し”という意味。じゃあ、なにが剥き出しかといえば、これは「エンジンが剥き出し」の単車のことを、ネイキット・モデルと呼ぶわけだ。
 
 
 

もっといえば、「ライトが丸目一灯」「リアサスが2本」という定義もあるようだ。なにを言ってるんだ? と思うかもしれないが、リアサスが片側だけについている「モノサス」の場合、どんなにエンジンが剥き出しになっていても、それをネイキットとは呼ばない、ということのようだ。ライトが二灯でも、同じようにネイキットのカテゴリーには入れてもらえない。

もっとも、この「ライトが丸目一灯」の方の縛りは割と緩くて、額面通り受け止めてしまうと都合が悪い単車もあるため基本的には一灯であればOK、というような風潮もある。

CBXやGSや、サンパチはどうなる? あれだってネイキットの仲間ってことになっちゃうのか? という疑問も当然あるだろう。答えは当然「〇」。FXもXJもバブも、ぜーんぶネイキット・バイクだ。
 
 
 

ではなぜ、CBXやGSを最初からネイキットと呼ばなかったか? 答えは簡単、当時の単車は全部ネイキットだから改めてネイキットという区分をする必要がなかったからだ。

世はカウル付きのバイクが全盛を極め、“剥き出し”のバイクなど見向きもされない不遇の時代が長く続いた。各社が規制馬力いっぱいの出力でバイク開発を進めいていたなかで、ひょいと現れたのがゼファーだった。

そのまんまレースに出られるくらいのカウル車の集団と比べたら、一台だけ“裸”(ネイキットには、裸という意味もあります)みたいな姿。最高出力の制限が59馬力の時代に、なんともビミョーな46馬力というスペック。だけど、これがCBX、FXの時代からレーサーレプリカに振れた振り子が戻ってくるように、その後10年以上も販売され続ける一大ムーブメントを引き起こす。

そこで生まれたのが “ネイキット”というカテゴリーで、要するに“レーサーレプリカ”があったからこその、区分だったわけだ。
 
 
 

この“ネイキット”という呼び方は、日本独自のものなのだとか。海外ではネイキット・タイプのことを“ジャパニーズ・スタイル”と呼ぶそうだ。

1967年に欧米で登場したCB750フォアやZ1が爆発的に売れたのをきっかけに、日本のメーカーはこのスタイルをバンバン作ってバンバン売って、太刀打ちできなかった海外のメーカーは別の路線を進まざるを得なかった。このスタイルを、日本車が独占してしまったのだ。凄いね、50年前の日本の先輩は!

【結論】
丸目一灯、2本リアサスでエンジン剥き出しの単車の総称がネイキット。
そしてネイキット・スタイルは50年前から続く日本のお家芸

ということで、今回の講義はココまで!

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