CBといえば、ホンダがバイクメーカーとしての確固たる地位を築くきっかけとなったシリーズとしても知られている。
アメリカにその技術力を見せつけるために開発したDOHC直列4気筒のCB750Kシリーズから始まって、中型でも400four、免許制度に適合させたCB400T&N、スーパーホーク、CBXにCBR、その後のCB400SFなど、ホンダ4気筒バイクの保守本流はCBだった。
ただし、国内でのバイク売り上げ全体が下降気味であること、限定解除の制度が緩やかになって、ホンダに限らず国内の主軸が400から大型に移行したこともあって、CB400SFの生産が終了することになっても、直列4気筒ネイキットの後継機種がただちに発表されることはなかった。
噂に上ることはあっても、話題が上がっては消え、上がっては消え、実際にリリースはされず。もう、このまま中型の400は消滅してしまうのか? という状況がしばらく続いていた。
そして、何回めかの「CB復活!?」のニュースが。
これまでも予測的なニュースは何回かあったが、今回の噂話はかなり信憑性が高い。
まず、海外ではすでに新型のCBが発表されていること。
インドを主戦場にしたCB500のリリースが発表されており、ボアダウンのリリースであれば比較的容易に行える。
そして、採用されるであろうシステムが非常に画期的で、セールス的な強みにつながりそうな点。
今回のCBに採用されるであろうホンダの最新システムが「E-クラッチ」。通常時はオートマチック、そしてレバーを握るとマニュアルに切り替わるという画期的なシステムで、街乗りではオートマ、ツーリング中はマニュアルという使い分けなどが可能となる。
正式発表ではないため、車両のデザインを含めた全貌は明らかにはなっていないが、ネイキットのスタイルを基本に考えるのであれば、CB400SF、もしくはホーク系に近いデザインがベースとなるのではないだろうか。
愛旧ジャパン読者にとっては直接的な影響が発生するものではないが、CB復活は実現したら話題になることは確実。早ければ今年、遅くとも来年での発表が期待される。続報を待ちたい。