赤ソリの車体に「取扱注意」の文字。高度なパフォーマンスを行うことで知られ、最近では旧車會の枠を越えた活動を行っている沖縄のチーム。
GIMATAIの象徴ともいえるこの外装に、南国の鳥の頭のような飾りが付いた不思議なカウルと、“バケサン”を装着したマシン。これはいったい?
まずこのカウルだが、これは昭和のチャンプロード世代ならほぼ誰もが知っている「ヤマトカウル」。
当時、こうした個性豊かなスタイルのFRPパーツを多数輩出し、チャンプロードの誌面にも広告を出していた北関東の某ショップのオリジナル・アイテムだった。
80年代の大ヒットアニメ『宇宙戦艦ヤマト』の先端を模していることから付けられたネーミングで、「おお、懐かしい!」と感じる方も少なくないだろう。
当時はブチアゲの2段もしくは3段ロケットの最上部にセットされたりと、それなりの認知度とステータスを持ったカウルだったが、発売元でも生産を中止していることもあり、最近ではとんと見かけなくなっていた。
それがこの南国・沖縄で復活していることに、まず驚きだ。
オーナー氏いわく、本物から型を取って作成したコピーだというが、このカウルを装着していることに意味がある。実際、平成生まれの旧車乗りからは「存在すら知らなかった」と言われることも多いとかで、文化遺産としての価値もあるといえるだろう。
リアのエビテールもこのヤマトカウルとバランスを合わせて装着。卍の型抜きが双方に入っており、高さだけではなく見た目のバランスも整えられている。
さらに、そびえ立つような三段シートは約150センチ延長のお化け三段、いわゆる“バケサン”で、周囲に対するアピール度も抜群だ。
ただ、こうした装備もイベントや大規模なツーリングにのみ使用する“ハレの日仕様”だとか。フル装備の姿を目にする機会は滅多にない、レアな姿を拝めたのはラッキーだった。
ちなみに、オーナー氏はこのCBXでがんがんウイリーをキメる達人。この日は荒天でパフォーマンスを見ることは出来なかったが、来たる日のトリックプレイを楽しみに待ちたい。
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