あくまでも当時の話だが、「オシャレさに欠ける」と言われ続けたことでデザインをガラッと一変させたのが、こちらのホークⅢ。
人気漫画『バリバリ伝説』の主人公・巨摩郡も乗っていた人気モデル・CB750Fの流れを汲んだ直線的なデザインは、世間のHAWKに対するイメージを払拭させるには十分なインパクトがあった。
その後、進化系のスーパーホーク&Ⅲが登場してもなお支持を得続けているのは、その完成度の高さゆえのことだろう。タンクからサイドカバー、そしてテールへとひとつながりで流れるようなデザインは、70年代のバイクとしては画期的だった。
そんな、「古くて新しいホークⅢ」を仕上げたのがこちら。
たしかにラフでワルいのもホークの魅力のひとつだが、全体的にスキッとしたシャープな仕上がりになっている。まず足回りだが、バフがけしたコムスターにダブルディスクを装着。
このダブルディスクは、先ほど名前が挙がったCB750Fのもので、放熱効果を高めるためのホールが印象的。オシャレのために兄貴の靴を借りてきた、といったところか。
エンジンカバーはT型初期のタマゴ型に換装。ピカピカに磨かれた、アルミ独特の鈍い光沢はいかに大事に扱われているかを物語っている。
そしてマフラーは、これもバブらしいメガホン菅。太さと言い長さと言い、自己主張の強いアイテムが、これぞバブ! を印象付けている。
そしてボディは銀ラメベースにキャンディーブルーを使った二本巻き。メインカラーの青はパープルにも近い色合いで、銀ラメと合わせてもコントラストが強く印象的なインパクトを感じさせる。
その色味の強さを強調するのが、赤に塗られたフレーム。これが黒やメッキだと印象もガラッと変わるのだろうが、この原色の赤はむしろヤンチャなバブらしさを与えるもの。アクセルやブレーキのワイヤーも赤で統一していることで、コントラストがより強いものになっている。
ヤンチャさをさらに増幅させているのが三段シート。約70センチほど延長した大ぶりな三段は、背面&側面が黄色で座面が白という唐突さ。シックにいくなら黒や茶のダークな色調もありだし統一感という意味では赤や白の単色もあっただろう。
ただ、まとりまりがいいと爆発力には欠ける側面もあり、三段シートの黄色こそが、このホークⅢの個性でありチャームポイントでもある。赤・青・黄色という、いわゆるビタミンカラーの取り合わせはとにかく目立つ! 旧車會のバイクとしては、それも重要なポイントのひとつだろう。
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