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【謎の改造車軍団】年末の高速道路に響く轟音を追いかけたら意外なコトが分かった【画像38枚!】

年の瀬を迎えたある日の深夜、突如として現れた数十台の改造車の軍団。果たして彼らの目的はなんなのか?
年の瀬を迎えたある日の夜。高速道路SAに次々と集まる改造車たち……。それも10台や20台の数ではない。なかには単車の集団もいるようだ。

しかも、改造のレベルがどの車両もめちゃくちゃ高い! 車のナンバーを見ると関東近県はもちろんのこと、四国地方から来ているクルマも。屋根をぶった切ったオープンカー(!?)がいたりして、ただのツーリングともちょっと違う。これはいったいどういうことだろうか?




実はこれ、「前夜祭」と呼ばれる年末の恒例行事なのだ。改造車がゲリラ的に集まり、毎年ごとに定められた場所を走っている。走る時間は片道で1~2時間。車両は派手だが、決して車線のすべてを塞いで走るような走行でもない。そういった類の走りを期待して参加すると、ちょっと拍子抜けするかもしれない。




ただ、これだけの台数の街道レーサーが一堂に会して走る機会は滅多になく、時間の長さに関係なく圧倒的に楽しいものだろう。それでも決して時間や距離を伸ばさないのは、このゲリライベントが「前夜祭」であって本番ではないからなのかもしれない。




意外と勘違いされているらしいが、この「前夜祭」は元々、年明け早々に例年開催される『東京オートサロン』に向けてのイベントだった。新年の幕開けを祝う、いわばクリスマスイブのようなイベント……ではないのだ。




改造車の祭典・オートサロンの会場駐車場は、集まりの場が少ない街道レーサーにとって年に一度の晴れ舞台だった。このイベントに向けて新車を用意したり、仕様を変更したりして“本番”に挑んだ。

そして、その改造の具合をテストする場が、「前夜祭」だったのだ。




しかし、オートサロンが場内入場を厳しく制限、周辺道路での検問なども徹底して行うなどしたため、こうした改造車の入場はほぼ不可能になってしまった。本番がなくなったため、今や「前夜祭」が本番のような存在に。初おろしの場としての機能は失っておらず、今でも初めて見る車両は少なくない。

ゲリラ開催なので場所も時間もルートも直前まで分からないが、こうした文化はいつまでもなくならないで欲しいものだ。




▼当日の画像はコチラにも! 

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執筆者:i-Q JAPAN編集部

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