現役暴走族当時に“福岡統一”という途方もない夢を掲げ、これを実現させた芸人・バッドボーイズ佐田正樹。映画『デメキン』は、彼の自伝的小説を原作にしたものだが、ストーリーには組み込めなかった裏話を、今回i-Q JAPANのためだけにたっぷり語っていただいた。キツい話もあっただろうが、そこは売れっ子芸人、このサイトだから楽しめるオモシロ・エピソードがたっぷり! 必見です!!
――先輩と、あまりバチバチでないのはとてもよく分かりました。ただ、暴走族にはもうひとつ、警察という厄介な相手を抱えていますよね?
佐田 ご存知かと思いますけど、福岡の警察はマジでヤバいですよ。パトカーが入れない抜け道まで把握していて、出口で野球のバッターみたいに六尺棒を構えて待ってるんですよ!
――振ってくるんですか?
佐田 フルスイングですよ! あ~現行犯逮捕かよぉ~って思いがよぎりましたもん(笑)。基本、顔面狙ってくるんで、通りに出る瞬間に上体をペタッと下げて。着けたばっかりのフルカウルがバキッ!メキメキメキ~!!って頭の上をすっ飛んでいきましたから。
――いくらFRPっていっても、真っ二つに切断しちゃうのは結構なパワーじゃないですか?
佐田 ためらいがないんです。
――ヨソでも聞きますけど、下手すりゃ死にますよね、あれ。
佐田 いや、もっと確実に死なせる手段も使いますよ。当時のチームの仲間が、けん銃向けられましたから。
――えーッ!!!!!!!! 本当ですか?
佐田 マジマジ(笑)。いつも溜まってた広い駐車場の弁当やがあったんですけど、そこに警察が突然やってきたんですよ。みんな慌てて逃げたんですけど、「止まれーッ!!」ってけん銃構えてきて。「いやいやいや、けん銃はダメやろう!」って突っ込みながら走っていきましたから(笑)。
製作:東映ビデオ、AMGエンタテインメント
製作プロダクション:ステアウェイ
配給:AMGエンタテインメント
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