福岡県大牟田市で、15歳の中学生を含む少年6人が、道路交通法違反の疑いで書類送検された。
❝警察によりますと、6人は2020年2月の深夜、大牟田市栄町で原付バイク2台に乗って反対車線を走行したほか、赤信号を無視するなどした疑いが持たれています。❞
ニュース映像を見ると、反対車線を逆走したり、赤信号を無視したりする暴走行為を行う原付バイク2台の周囲には、結構な数のギャラリーの姿も見える。
この夜の暴走行為は、いわゆるSNS暴走だったようで、逮捕された6人の少年も、集まったギャラリーも、SNSの
“暴走あるよ”
という呼びかけに反応したもののようだ。
現場となった大牟田は“だるま暴走”などでも知られる暴走行為が多発する場所で、平成の時代でも初期は100台近いバイクが走り抜けていたという。
ネット民側の意見はだいたいまあ通常運行なので割愛するが、暴走する側の意見も、反応は様々だ。
“『15の夜』に盗んだバイクで走りだす、か。尾崎だな”
“原チャリ2台で暴走っていうのか今は”
“さすが福岡”
“白バイに警棒で叩かれながら走ってたもんだけど。かわいいもんだ”
地元住民や走行車にとっては、迷惑極まりない行為であるのは間違いなく、こうした行為は賞賛されるべきものではない。
ただ、ひとつ言えるのは、暴走行為に対しての報道も、時代とともに変わってきているということ。
一部では、今回の暴走の理由として「暴走の手本見せたかった」との報道もあるが、確証はないものの十中八九、これは“言わされたもの”だろう。
「暴走行為の手本を見せたかったのか?」
「……はい」
そんなところではないか。「気分が晴れた」「目立てて楽しいからやった」では、「ならば自分もやってみたい」というフォロワーが生まれてくる可能性もある。なにより見出しとして弱い。
重ねて言うが、暴走行為は犯罪であり、逮捕された以上、しっかりと反省すべき類いのものだ。
ただ、取り調べでの発言ひとつで自身に対する印象も大きく変わってしうことは、自覚しておいた方がいいだろう。
参照元:
テレビ西日本
執筆者:i-Q JAPAN編集部