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【GT380】どの会場でも注目集めまくり!“異形の”超絶サンパチをじっくりチェックしてみた!【悪カフェ】

2022年4月6日

少し離れた場所から見ても、「なんかスゴいバイクがあるな……」と、思わず引き寄せられてしまう“磁力”を持っているのが、このGT380。外装ペイントの秀逸さはもちろん、シルエットや装着しているパーツなど、全体像しかわからなくても“異形のもの”であることは一目瞭然だ。



まず、触れないといけないのがフロントフェンダーからシートカウルまで、コンセプチュアルに描かれたペイント。

背景の柄からも、日本の伝統文化「刺青」をベースにしているのがわかる。モチーフになったのは「鯉の滝登り」。滝を上った鯉は龍になる、という中国の故事から縁起のいい生き物とされ、刺青の柄としても人気が高い。



この鯉をタンクの両面とシートカウルに力強く描いた。詳細は不明だが、下絵は墨師が描いたのでは?と思わせる迫力の構図だ。見た目のインパクトは十分で、この外装だけでも引き寄せられてしまう。

また、散る紅葉の葉も赤や緑や黄色など色とりどりに描き分けられていて、主役の鯉を引き立たせている。



足回りはBEETのキャストホイールを履かせて、ウエダレーシングのスイングアーム&トルクロッド、マルゾッキサスという申し分のない取り合わせ。マフラーはオリジナルのイチムラ管を装着して個性を演出している。

リアのドラムケースには丸いホイールをいくつかあけてあるが、これはカフェ仕様のバイクでは時折みられるものだ。


シートはカフェスタイルを強調するシングルシート。テールランプも純正テールではなく、丸形テールでカスタムスタイルを強く感じさせる。

カフェレーサーというとシャープでスタイリッシュな印象を持つ方も多いだろうが、こうした“悪カフェ”もスタイルとしては面白い。三段シートでなくても、大人の不良を表現することはできるのだ。


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執筆者:i-Q JAPAN編集部

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