初上陸となった長野県の取材で撮影したバイクから、黒と紫、そしてラメを使用した外装カスタムを施した車両を紹介した。やはり黒と紫は相性がいいという点、バイクの外装としてもメリハリを効かせやすい点など、同様のカラーリングで外装をカスタマイズしている方は多いだろう。
今回、長野で撮影した車両で3台、同じような外装塗装をしていたバイクがあって、こちらはその3台目。前の2台がCBR400FとスーパーホークⅢ、そしてこちらがCBX400Fだ。
【該当記事を読む】
仕様には共通点がある。まずホンダのバイクであること。それも3台とも80年代のバイクで、同じCBの系譜である点も面白い。
そして、外装ペイントはいずれも3本巻きをベースにしていること。全体が黒ベースで、ライン部分が銀ラメ、内側に向けてキャンディーパープルのボカシが入っている点も共通項だ。
バイクごとに特性を考慮し、デザインやラインのサイズを決めているのだろう。バイクのオーナー氏とペインターさんの意思疎通がしっかりとれているのが分かる。

そうした流れを把握したうえで、こちらのCBX400Fをご覧いただきたい。
カウルや風防などは着けないスタイルで、外装は前出の3本巻き。全体が黒ベースでラインは銀ラメ。各ラインの内側にキャンディーパープルのボカシが入った仕様だ。区分けのラインやホンダのウイングマークは反射シートを用いているのもポイントだろう。
ラインはプレスラインに沿うように描かれていて、CBX400Fの形状を考慮しているのが分かる。BEETのアルフィンカバー&テールカウルまでラインが連なっていて、一体感を感じさせるものだ。

特徴的なのはホイールも同じで、コムスターは銀ラメを噴いた上にキャンディーパープルのグラデーションを加えている。
リムとインボードディスクカバーは白で塗装。ボトムケースはメッキをかけている。

オイルクーラーはアールズに換装。フレームやエンジンの色みは黒で統一してシックな仕上がり。サイドビューのスターターカバーも全体の雰囲気に合わせて黒×シルバーを装着している。
マフラーはレッドステージ・ワイルドボアspの猪武者ブレット第二章外伝。コールに対する意識の高さを感じさせるチョイスで、エキパイの焼け色にも年季の入り具合を感じる。

シートは約55センチ延長の墓石三段。つや消しの白に赤いパイピングが鮮やかで、族車としての存在感を示すパーツにもなっている。

ハンドル回りはヒューズボックスやマスターシリンダーにBEET製を用いてドレスアップ。タイトなグリップやアクセルワイヤーの処理にも、コールへの意識を感じさせるものだ。
■チーム名/ヨルセン
■オーナー/トモ
■ひとこと/どんぶりボディー
【前の記事を読む】


