コカ・コーラやレッドブル、モンスターエナジーにファンタやライフガードにメッツなど、ドリンク類のロゴとカラーリングを用いた外装は多い。
なじみもインパクトもあるロゴのデザインはキャッチーで衆目を集めには非常に有効。普段からの愛用品であれば乗っている自分のテンションも上がるという、一石二鳥の効果がある。
そんななか新たなドリンク系のロゴを使用したバイクが登場した。
こちらのゼファーの外装は「さんぴん茶」をテーマにしたもの。
「さんぴん茶」とはさわやかなお茶にジャスミンの香りが漂う沖縄のお茶で、実はジャスミン茶の沖縄独特の呼び方でもある。今や全国のコンビニで販売されているので知らない方はほぼいないだろう。
沖縄ではおなじみのロゴにバックのデザインも同じ。これをゴールドのベースで仕上げているのがセンスであり、見どころでもある。
外装が秀逸なのは間違いないが、さらに全体の仕上がりのレベルも高いのが凄いところ。
ヘッドライトはマーシャルのフォグを着用。全体のカラーリングに併せての処置だが、BEETのシャークエアロとも相まってバランスよく収まっている。
さらにはエンジンのカバー類もゴールドに着色し、アンダーカウルで全体の塗装面を拡大。オイルクーラーの側面もゴールドにするなど細部にまで腐心しているのがわかる。
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シートは、これも沖縄オリジナルともいうべきラクダの高い三段シートを装着。ケツ上げしたことで、より厳つさが増している。
そしてマフラーは西日本で人気のイカズチ管にイベント仕様で竹やりマフラーを装着。三段シートともバランスがよく相性抜群だ。
そして特筆すべきは、これだけの美麗車でありながらコール仕様車という点。サーキットイベント・琉球でもコール大会に出場し、その腕前で多くのギャラリーを魅了していた。
見た目も乗り味も長けたバイクは、誰もが目指すがなかなか到達しないもの。その意味でも、注目に値する単車といえるだろう。