【GS400E】もはや神奈川だけのバイクではない！人気が全国へ広がっていることがコレでわかる【旧栃2020】

かつては神奈川の暴走族によって“吸い込み”という革新的なコールの技法が生みだされ、地元では“誰でも乗っていいバイク”ではなくなるまでに強い結びつきを持った、神奈川と「SUZUKI・GS400(E)」。しかし、イベントを見ると、それも今や昔の話。愛好家は、全国に広がっているのが、実感させられる。

ピンクのE2ラインという、女子オーナーらしいかわいさと、元来のイカツさを併せ持ったGS。改造は結構攻めていて、セブンスターにトレンチカットを施したダブルディスク、大定番のウイング管にホタル灯と、言い方は悪いが男顔負けの。ゴリゴリとした仕様になっている。

Eライン外装の塗り分けだから間違いなくGSらしさを取り入れた塗装なのだが、カラーリングの妙でカワサキらしさも漂ってくる、不思議な魅力を持ったGS。ラインの内側とフレームのカラーを併せたのは、ワザアリの仕上げだ。

特攻服にベースボールキャップを横ちょに被るファンキーさとはうらはらに、黒をメインにしたスパルタンな外装とゴールドのエンブレムなど、仕上げはかなり硬派。あえての三段シートのカラーリングで立体感のある仕上がりとなっている。

GSややかんタンクのバブなどは、丸みを帯びたそのタンクにプレスラインなども入っていないため、その素材の良さを活かすファイヤーパターンが映える！　銀ラメベースに多色使いのファイヤーは、意外とGSならではないのかもしれない！