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【兄弟車】ショップの看板車としての“プライド”が詰まった二卵性双生児のCBX400Fが極まっている!

2022年6月12日

CBX400Fといえば旧車會でもトップレベルで人気のバイク。純正のツートンも、ファイヤーパターンも、それこそオリジナルのペイントでも、仕様は本当に様々あってどのパターンが正解とはいえないくらい。



どんな仕様にするかはオーナー次第。見た目だけでなくコールマシンとしての一面もあって、ホースの取り回しやエンジンのセッティング、マフラー選びなど一台のバイクを仕上げるまでに決めなきればいけないことや集めておかないといけないパーツも多いことだろう。



そしてこちらのCBXは東京のバイクショップ、シンガシ/S.G.S.の看板車。ラメベースにキャンディーパープルとキャンディーレッドを組み合わせたバイクを、ここ数年で数多く世に送り出しているので外装を見ただけでも「シンガシのバイクかな?」と感じるのではないか。イメージ戦略のたまものだろう。



以前はファイヤーパターンも多かったが、今回の2台はいずれも550ラインを基調にした3本巻きのデザイン。キャンディー塗装で、光の当たり方によっては濃淡が感じられるという小技の効いたデザイン。ラインは縁どりのみで、キャンディーレッドはボカシに使っている点も特筆したい部分ではある。

向かって左側のCBXは、フロントフォークにチタン加工を施しBEETのスタビライザー、オイルクーラーなどを装着。画像のとおり、インボードリングケースを左右で色変えするなど、見た目でも変化を加えている。



エンジン回りは黒のパウダーコートで再塗装。カバー類にはちぢみ塗装を施すなど、放熱効果を高める措置が取られているのはコールマシンであることの証しだろう。

さらにご覧いただきたいのは、カウルとエンジンの間隔。エンジンに直接ボルトオンで留めているのだが、これだけでもカウルのバタつきは軽減される。



そして特徴的なのがケツ上げしたリアフェンダー。不良のバイクとしてのプライドが感じられるポイント。三協オート製の拡声器ステーも個性的だ。

少々長くなりそうなので、もう一台のCBXの詳細は次回でお伝えしたい。お楽しみに!


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