水冷が受け入れられないのか、GPz400は旧車會界隈、特に関東近県ではソコまで人気の車種ではない。スタイリッシュでスペックも当時のバイクとしてはかなり上位に位置するバイクだったけど、それが逆に旧車としての魅力を削いでしまっているのだろうか。
ただ、イベントなどで見かけるGPzの多くは、その分目をみはるような仕様にしている。デザイン性の高さをバイクカスタムに上手く落とし込んでいる印象だ。
こちらのGPzも、かなり“異形”な部類に入るんじゃないだろうか。
なにしろ車両の前半分はカフェレーサーなのに、後ろ半分は急に旧車會仕様に変化するというニコイチ的仕様。低くセットしたフルカウルとケツ上げしたテールに三段シートが乗っているという点で、まず面白い。
さらに、フロントフェンダーとカウル側面、そしてサイドカバーにエアインテイクが装着されているのがまた面白い。今まであまり見たことがないパーツでワンオフだと思われるが、こうした独創性は本当にスゴい。
そして、一番面白いと思うポイントがこれ。未確認情報なので違ったら大変に失礼な話なんだが・・・・
フリーザですよね?
「私の戦闘力は53万です」のアイツですよね? しかも最終形態の。
そういう目で見ると、三段シートもシッポに見えてくる。違ったらどうしよう!
と思って背後に回ったら、ちゃんと三段の背面とタンクにフリーザいた!
フリーザいるもん!
まぁ、そうですよね、フロントフェンダーのデザインを見たら、完全にフリーザ。
ということで、やっぱりGPzは奥が深い、というお話しでした。