HONDA CBR

【CBR400F】稀代のコールスターが操るCBRはデザインもパーツも全てが美しかった!

旧車會に精通している方なら、「なにを今さら?」と言われてしまうかもしれない。伝説の旧車會イベント『Q-1 GRAND-PRIX』のコール大会で4発・2発・吸い込みの全部門で優勝を果たした稀代のコールスター、山梨の素人集団・トキオさんの愛機CBRを紹介したい。



すでに2021年に開催した旧栃の段階で車両は拝見していたが、タイミングが合わずに未撮影であったため、1年越しのご紹介と相成った。

ベース車両のCBRは、多くのコールマンから支持されている爆音マシン。空冷4発のコール機として人気のCBXとエンジンの構造は酷似しながら、最高出力が48馬力のCBXよりも10馬力アップの58馬力というスペックからも人気のバイクだ。



まず目につくのは手入れが行き届いた美麗なエンジン。もちろん、塗装などもしているのだろうが、それだけしっかりと手をかけている証明でもある。昭和最末期に生産された、30年以上も前のバイクのエンジンとは思えないコンディションの良さが伺える。



外装の仕様やデザインは要所を押さえつつかなり個性的。既存の区分けだと「爆発カラー」ということになるが、レインボーラメのベースにガンメタ、赤、白、というベーシックなカラーを使用しつつ、ラインの太さや直線との組み合わせで独自の世界観を構築しているのが分かる。



そしてこのデザインを最大限に生かしているのがテールのデザイン。

車体の爆発に合わせた鋭角な“爆発”を取り入れた、オリジナルのテールレンズカバーを装着しているのだが、ペイントの一部が造形に取り入れられているのだ。

車体のデザインとの整合性があって、普通に装着しているだけでも十分にオシャレなのに、一部が造形に食い込んでいるこうしたデザインは、あまり他では見ないものだ。



こうした前衛的なデザインを取り入れつつ、風防とライト、ハンドルのバランスも絶妙なバランスを保っているという、ベーシックなカッコよさが根底にあるのが素晴らしい。

ケツ上げもタンクの上面と羽根の根本の高さを合わせていて、全体が計算づくなのが伺える。

やはり、誰もが息をのむようなコールを奏でるマシンには、カッコよくあってほしい。そうした見る側の欲求をも満たしたバイクだ。

-HONDA CBR

Translate »

© 2024 愛旧ジャパン(i-Q JAPAN)|旧車會・カスタムバイク専門WEBマガジン