ホークは元々、採算度外視で制作されたヨンフォアの反省から「低コストで誰からも愛されるバイク」を目指して作られたバイク。それ故に世間からは「おっさんバイク」だの「特徴がない」だのと散々な評価を受けた。だが、その後はZ400FXから始まる4発ブームが到来するまで、5年近く同じフレーム、同じエンジン構造で250ccと400ccを世に送り続けた奇跡のバイクでもある。
ノーマル状態が野暮ったくても、いや、ノーマル状態が野暮ったいからこそ、少しの手を加えることで独自の個性を持つことができるバイクでもあった。フレームも共用なので、タンクを載せ替えたり、ホイールを変えたり。少しの変化でも、自分だけのバイクが持てるのだから、何より他人と同じことを嫌う暴走族が、これを見逃すはずがない。
そしてバブには、元来の「個性豊かな排気音」という武器がある。最後のシリーズとなったスーパーホークⅢの生産中止から40年経ってもまだ、新たな魅力を持ったバイクが登場するバイクは、そうそうお目にかかれるものではない。
前置きが長くなったが、こちらのバブも色々なアイディアを詰めてあるバイクだ。
まずわかりやすいところだと、タンクの外装塗装。角タンクにGSのE2カラーをペイントしている時点で珍しいが、その内側にファイヤーパターンを加えている。
ラメベースにキャンディーレッドのベース部分にはゴーストのファイヤーも入っていて、日の当たり方次第で見え隠れする。
ヘッドライトには可動式ステーでフォグになるカバーが付いているのも珍しい。見た目には昭和のテレビディレクターのようだ笑。
前後ともサンパチウインカーと、テールもサンパチのキンタマテールに換装。かなりレアなバブ用の泥除けも目を引く。
シートはラクダが高いサムアップ。ケツ上げを控えているのが大人っぽい。
かと思えば、マフラーはまさかのヤシメガ管。
旧車會のバブ乗りがこぞって装着するコール好き御用達のメガホン管を装着しているあたりに、バブ愛を感じずにはいられない。
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