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【令和のヤラレ】昭和のヤレを令和の塗装で再現したKH400が古くて新鮮!

塗装と装着パーツの創意工夫によって仕上げていく“ヤラレ”仕様のKHを発見! 令和の時代になってから制作されたもので、昭和の息吹を現代風にアレンジした注目の一台だ!

ヤレ車ヤラレ仕様の違いは以前にもi-Q JAPANの記事としてお伝えしていたが、改めて簡単に定義すると「経年劣化に手を加えない」のがヤレ車。そして「経年劣化したかのように手を加える」のがヤラレ仕様

ちなみにこの場合、ヤレヤラレに本来的な意味の違いはないので、「ヤラレ仕様」と名づけたのは、両者の混同を避けるためだったのだろう。

付け加えると、ヤレ車の場合はとにかく手を加えないという“仕様上の注意”があるが、ヤラレ仕様の場合は「それ風に見える」ことが重要なので、基本的にはなにをやってもいい。


そしてこのヤラレ仕様のKHは、令和の時代にも受け入れられる昭和のテイストを取り入れたバイク。

外装はマットカラーでKHの純正パターンを表現しつつ、タンクには昭和暴走族の生き様を描いたドキュメント映画「俺たちの生きた時間」のロゴを大胆に書き入れた。


外装に文字を取り入れるという手法は街道レーサー系の四輪には意外に少なく、デコトラか旧車會に目立って多く採用されているもの。ある意味では旧車會らしいカスタマイズだといえる。


こうした外装の仕様に合わせるように、エンジンガードやリアの荷台には当時物のパーツを装着。経年劣化でサビがかなり浮いた状態になっているが、全体のバランスを取るにあたっては、むしろ必要になるアイテムだろう。気の利いた演出と言える。


マフラーも、昭和暴走族のイメージを増幅させる赤い集合チャンバーを装着。塗装の仕方にも、全体のイメージ統一に向けての意思がしっかりと見て取れる。

ほかにも絞りのアップハンやサムアップシートなど、あえての昭和館を演出するパーツが多数。コンセプトというより世界観が画一的に確立された、大人の余裕さえ感じさせるバイクだ。

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執筆者:i-Q JAPAN編集部

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