旧車會で人気の高いバイクは、CBXやCBR、バブ、GSにサンパチと“コール”が切りやすいバイクに集中している。現場に20代前半からなかばくらいの若い世代が増えたことも影響しているんだろうか、ゼファーやXJRなどの現行車も増えている印象がある。
ただ、まだ現役暴走族が幅を利かせていた時分には上記のバイクだけが走っていたワケじゃなく、もっと幅広い車種のバイクが改造された状態で走っていた。
当時のチャンプロードやライダーコミックを読み返してみると、本当に幅広い車種のバイクが揃っていた。メーカーもさることながら、250のバイクもバブやザリゴキだけじゃなく、カワサキのFTやヤマハのGX、スズキのRGなど様々なバイクが登場していた。
こちらのバイクも、当時はそんなに珍しくない存在だったんじゃないだろうか。GSX250L、通称アメザリだ。
元々、若干のアメリカン要素が入っているGSだが、アメザリはアメリカンの要素がさらに強まっている印象。GSXとはいいつタンクも角ばったザリのタンクと違い、GS寄りの丸みを帯びた形状。
ただ、シートやサイドカバーはゴリゴリのアメリカンなので、旧車會や暴走族仕様の場合は、当時もこの部分をごっそり取り替えてしまっているケースがほとんどだった。まさにこんな感じのスタイルだ。
そして、かなり様々な部分に手を加えているのが分かる。足回りは星キャスで、側面だけ蛍光ピンクで塗装。これだけでもかなり目を引く仕様だ。外装も銀ラメにピンク・赤・紫の三本巻きがタンク、サイドカバー、前後のフェンダーに加えられている。
三段シートはかなり垂直に近い角度。80センチ前後はあるから、実は高さも相当ある。サイドカバーはGS用をタイラップ留めで装着。丁度いい場所にステーがないので、多少のズレはご愛敬。
マフラーはクロスメガホン菅をフレーム同色で黒塗りに。左後方には6連ラッパも装着していて、本当に気合が入っている。
よく見ると、リアカウルの内側にはストロボもセットされている。本当はまだまだ様々な仕掛けが潜んでいそうだ。
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