今どきの不良少年少女にとってはあまり馴染みがないかもしれないが、昭和のヤンキーにとってのパッソルはかなりポピュラーな原チャリだった。
バイクは集会に使ってパッソルは近所に煙草を買いに行く、という使い分けがされていて、単車はがっつり改造していてもパッソルはノーマルのまま乗る、という、いってみればジャージ感覚の乗り物だ。
そのパッソルをゴリゴリに改造したのがこちら。
カラーリングがまずイカシていて、中央に入った赤のラインには両側に縁どりのラインが入っている街道レーサーに見られるような白と赤の塗り分け。バイクでもヨンフォアやゼッツーなどにも見られる、永遠の定番仕様だ。
さらに全面とガソリンタンクの両脇には日章カラーをペイント。一気に国粋主義的要素が強くなってくる。
前輪のホイールもリムが白、ホイールが赤で、これも日章を意識したデザインだ。
もっとも印象的なのがリアタイヤ。エンジンユニットごと後部にずらして、なおかつバギー用の極太タイヤを装着！
このあたりだけ急に平成の仕様だが、原チャリの印象を強めるにはこれ以上ないカスタム。原チャリ、特にパッソルでコレをやっているケースは少ないので、かなり目立つ！
さらによく見るとフロントフォークも倒立に。足回りが脆弱なパッソルの姿はもう、そこにはない。
そしてハンドルは鬼ハン！ コール文化が浸透していない時代の暴走族には、人気の廃りだったヤツだ。しかもステップにはシマ板。この加工技術、完全にプロの仕業だろう。
＼旧車會 族車バイク買取・高額査定ランキング／
「旧車會 族車バイクを高く売りたいけど、どこに売ればいいのか分からない！」とお悩みではないだろうか？
近年空前の旧車ブームにより、バイクそのものの価値が上がっているため、何も知らずに売却すると買い叩かれてしまう可能性がある。
そうならない為にも、長年旧車會や族車に携わってきたi-Q JAPANが旧車會 族車バイク買取・高額査定のおすすめランキングを紹介しよう！