コロナ禍にあっても、アートは進むよどこまでも!
ということで、日本の伝統技法×日本の独自文化・暴走族を組み合わせた【工藝族車】が、新たな展開を見せている。
タンク、外装をすべて銅板で作り続けている【工藝族車】だが、なんと今度は竹やりマフラーを真鍮で制作!
真鍮マフラー自体は何度も見たことがあるっても、さすがにこの長さとサイズ感で、となると、ほぼ記憶にない。
その制作意図を、制作スタッフを取りまとめる、代表のチェ・海氏は次のように語った。
「自分は、コールを切るマフラーは楽器だと、ずっと思っていて。楽器なのであれば、それにふさわしいサイズと素材を用意したいと考えました。それが真鍮であり、竹やりマフラーを採用した理由です」
そして、そのマフラーが楽器であることを証明するため、チェ氏がとった作戦が、リアルな楽器と一緒にセッションさせていく! と、なったようだ。
その第一弾として公開されたのが、こちらのショートムービー。
以前からこの企画に賛同し、様々な形で【工藝族車】をバックアップしてきたシンガシのガレージで撮影されたものだ。
旧車會側で、コールを任されたのは新河岸旧車會のあつし氏。新進気鋭のコール師であり、今回の企画にもピッタリの人選だ。
セッションの相手となったプロミュージシャン・KIRIHITOの早川俊介は、知る人ぞ知るアンダーグラウンドの有名人。人によっては断られることもありそうだが、“未知の経験から得られることもありそうだし、第一おもしろそう”と、即座にコラボをOKしてくれたそうだ。
ちなみに、二人は互いに初見。まず簡単ないあいさつの後、それぞれが自身の技量を披露していく。
徐々に精度を高めていく両者。フリーセッションらしく、両者の技量がスウィングしていった結果……と、ここからは本編をご覧の上で確認して頂きたいのだが、この作品は某アート系雑誌の映像コンテストで、大賞ノミネート作品にも選ばれたのだとか。
作品としての完成度も高く、近くフルバージョンも披露する予定。そして、このブラス・マフラーの可能性を信じて、次なるミュージシャンとのコラボも検討段階に入っているそうだ。
コールの才能を眠らせてはいけない。コールというひとつの技術を捨てさせてはいけない。チェ氏からも、そんな強いメッセージをもらった気がした。
執筆者:i-Q JAPAN編集部