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【マッハ3】ベルズのキャストホイールを履いたマッハのレトロ感がカッコいい!

旧車會で主流を占める80年代のバイクより、もう少し前。70年代に夜の街道を席巻したバイクの主流派の1台がマッハだった。その当時の雰囲気を色濃く残した、ワルいバイクの登場だ。

カワサキのマッハ/SSといえば、70年代の暴走族にとっては花形的な存在のバイク。当時の世界最速をうたい、750から250までラインナップがあってそれぞれに特徴的な姿をしていて、2スト3気筒という独特のエンジン構造があってと、とにかく魅力に溢れたバイクだった。

さらに「カミナリマッパ」「曲がらない止まらない」「じゃじゃ馬」など、キャッチフレーズも多彩(固有の車種に付けられたものもあるが)で、興味を持つ“ネタ”も多かった。


そしてこちらは72年に発売されたマッハ3のH2。排気量ごとに250はマッハ1,350はマッハ2,500がマッハ3で750がマッハ4という区分けがなされれていて、750は本来マッハ4にあたるのだが、初期は「3気筒だからマッハ3」ということでプレートも750のマッハ3があるという、今の時代では考えられないテキトーさが許されていた。

外装は販売当時のオリジナルカラーでもあるキャンディーゴールドで、シリーズのなかでも特に人気が高いテールアップ・リアフェンダーも当時のまま。

ちなみに、このマッハのフェンダーが日本で最初のシート一体式フェンダーと言われているものだ。


外装のオリジナル度は高いが、その他の部分のカスタム度合いも高い。短風防は当然当時物で、マーシャルのフォグも“ネコのマーク”が中央ではなく左側に寄せた珍しいタイプ。


そしてホイールはベルズのキャストホイールを装着。雪の結晶のような直線を組み合わせたタイプで、希少価値も高いレアなホイールだ。


さらに、マフラーはスピード重視のバラチャンを白で塗装。排気口のエンブレムを自チームのプレートに換装するというオリジナル度の高いアイテムだ。

2スト勢は車体をあえてオイルまみれにするか、奇麗に拭きあげるかの2派に分かれるが、こちらのマッハは後者。毎回のメンテナンスは大変だろうが、ここまで奇麗に乗ってもらったらバイクも嬉しいことだろう。

旧車會のバイクとはまた全体的に仕様も異なるが、参考になる部分も多いのではないだろうか。

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執筆者:i-Q JAPAN編集部

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