排気量的にはサンパチのひとクラス下の250㏄。元々125㏄×2のエンジンだった250に対して「もう1基増やしたら、だいたい400㏄くらいになるんじゃない?」という安直な発想から125×3=375≒380 でサンパチの排気量が決まったのは有名な話。
それを考えると、どちらが兄貴か難しいところではあるが、どちらにしてもこの両者が兄弟であること自体は異論がないところだろう。
旧車會ではサンパチが圧倒的に人気になっているが、昭和40年代の暴走族には380だけじゃなく250もしっかり人気だった。
それ故に、今でも250を所有している方のカスタムは、ずっと乗り続けている方が多いからか、しっかりと架装している車両が多い。
こちらのGTも、個性派が多いサンパチにも決して引けを取らないカスタムが施されている。
風防はリーゼント気味に前傾させた短風防。中央に貼られたダンロップのステッカーが誇らしげだ。スクリーンの丸みも素晴らしい。
ホイールはBEETのキャスト、マフラーはゼンシンの集合チャンバーを、いずれも赤く塗装して使用している。ウインカーはお馴染みのサンパチウインカーではなく、リフレクターと別体式のウインカーが装着されている。
テールもいわゆるキンタマテールだが、ブレーキ灯の両サイドにはリフレクターが装着されていて、明らかにサンパチとは仕様が異なっている。
サイドカバーも純正だが、これもサンパチとはまったく違ったデザインで、250なりの個性がよく現れている。
排気量が小さいのでコール向きではないだろうが、こんなバイクのカスタムもまた、楽しいんじゃないだろうか。
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執筆者:i-Q JAPAN編集部