漫画の世界のマシンをリアルで作ってしまおう! という遊び心は、現実味があればあるほど試したくなるもの。
昭和世代で一番有名なのは、『ホットロード』に登場するCBRの“春山仕様”か、『あいつとララバイ』に登場するZ2の“ララバイ(または、あいララ)仕様”ではないか。
この2台に共通するのは「女子受けがめちゃいい」という点。とくに春山仕様のCBRは、連載が少女漫画雑誌だったこともあり、夜の街道沿いは春山仕様目当ての女子であふれかえったという。
▼『ホットロード』春山仕様のCBR
モリワキフォーサイト集合管・BEETテールカウルを装着したホンダCBR400Fに乗る。同仕様に改造したCBR400Fが“春山仕様”と呼ばれる。
上記2台のような“女子受け”はないかもしれないが、“野郎受け”したのがこのスタイルのCBX400F。フロントがNSR、リアがスイングアームごとVFRから換装した“プロアーム仕様”は、人気漫画『湘南純愛組』の弾間龍二が自身の愛車でみせた加工。
かなりコストがかかる仕様ゆえに、誰でも手を出せる代物ではなかったが、それでもフォロワーは後を絶たない。
こちらのCBXはさらにオリジナリティーを加えているので、完全な“龍二のCBX”ではないが、その手の加え方が素晴らしい。
まず外装が、ラメフレークを用いたⅠ型パターン。ラメを使って全く別のデザインを施すのではなく、純正に寄せていくことで、逆に個性を演出している。
特徴的なホイールは、三段シートに合わせてゴールドで塗装。オレンジのラインも素晴らしい。
そしてなによりスゴイのが、この塗装はすべてショップを営むオーナーが自社で仕上げたものだそうだ。
ちなみにオーナーが経営しているショップは愛媛県に位置する『ガレージ スギオ』。カスタムからレストア、エンジンOH、ペイント、ホイールリメイクなど、バイク全般のカスタムを手掛けているショップだ。
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執筆者:i-Q JAPAN編集部