カワサキのバイクには外装をすべて黒く塗りつぶすという流派がある。これは岩城滉一が主演した映画『爆発!暴走族』に源流があるという意見が定説だ。
矢沢永吉とジョニー大倉という2枚看板を抱えたキャロルの親衛隊を務めたバイクチーム・クールスから脱退し、役者の道に進んだ岩城滉一の初主演作品が、この『爆発!暴走族』だった。
本作はのちに続編が制作されるスマッシュヒットを飛ばす。24歳にして運転歴10年、逮捕・補導は10回を数える本物の不良がスクリーンデビューするというドラマ性、クールスのサブリーダーというカリスマ性など、売れる要素はいくつも揃っていた。
さらには、当時のリアル・暴走族をバイクシーンのエキストラとして多数起用。“ビーバップ”にリアル不良が出ていたのと同様の構図で、リアルな不良で映画館が溢れかえったという。
前置きが長くなったが、この映画で岩城が乗っていたバイクが漆黒のカワサキZ2。全国でこれを真似したカワサキ乗りが続出、そのスタイルが『爆発ルック』と呼ばれて大流行したのだった。
狭義ではz1&Z2に用いる言葉だろうが、カワサキ乗りにはクラスや車種を問わず、フルブラック仕様は人気。こちらのFXも、そんな“爆発ルック”の一台だ。
とはいえ、タンクやサイドカバーのエンブレムは純正のまま。CRキャブを装着しアンコ抜きのタックロールシートには、転倒時に車体を擦らないためのバーが装着されている。
FXは中型バイクでも有数のプレミアバイク。こうして純正に近いフォルムを保ちつつカスタムを楽しむのも、ひとつの方法だろう。
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執筆者:i-Q JAPAN編集部