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【Z400FX】第二次大戦期の戦闘機を感じさせる外装ペイントがスゴいFX

2021年7月8日

旧車バイクの外装で、第二次世界大戦期の戦闘機をモチーフにしたペイントはスタンダードな手法のひとつ。戦闘機そのものをエアブラシなどで描きいれることもあれば、バイクを戦闘機に見立てて、カラーリングでこれを表現するパターンもある。

なぜバイクに戦闘機モチーフを加えるのか? については、隣接した対立チームから「地元を護る」意識の強い暴走族が自身とチームを鼓舞するため説、国士舘のトレードマーク・国士富士から派生した説など、その原点には諸説あるが、いずれにしても相性の良さは疑いようのないところだ。


そんな戦闘機モチーフの外装を取り入れたのが、こちらのZ400FX。ただ、従来の戦闘機モチーフと若干異なるのが、その色使いだ。

一番オーソドックスなのは国防色(深緑)に日の丸を加えたもの。主に零式艦上戦闘機、いわゆる零戦をモチーフにしたデザインが多い。しかしこちらはサンドベージュをメインにしたデザインで、それだけでも目を引く。日本の戦闘機としては、かなり珍しい色調だ。


そしてもう一点、従来の戦闘機モチーフのバイクと異なるのが「塗装の細かさ」。飛行機の外側の、金属板を張り合わせたような見せ方をしている。

実際の飛行機はあまり金属板を張り合わせることはしないようで、写真や映像などで見る限りでは機体に継ぎ目などは見えていないのだが、そこはあくまでも見せ方の問題だ。

プラモデル制作には「スミ入れ」といって継ぎ目にラインを入れる技術がある。実際にはそんな継ぎ目は入っていないのかもさしれないが、よりメカっぽさと人の手が加わっている感じが表現できる。このFXの外装は、それに近い感覚かもしれない。


外装についての言及が長くなってしまったが、このFXの面白いところはノーマル外装に戻したとしても目を引くだけのカスタマイズがなされているところ。

マフラーはFXらしい@@管。このあえて4-1管にしている点も見逃せない。そしてシートも普通のタックロールではなく、ステッチの形ひとつにまでこだわっているのがわかる。単なるシャレやギャグで済ませていないのが素晴らしい。

ひとつ付け加えるとするなら、大戦時には日本の戦闘機を作っていたカワサキのバイクに戦闘機モチーフの外装を乗せるのは、ある意味とても理になかっている。

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執筆者:i-Q JAPAN編集部

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