旧車會仕様のバイクを象徴するデザインもしくはモチーフは、いくつかある。純正外装を除けば、代表的なところではファイヤーパターン。ライン塗装も欠かせないところだ。地域によってはラメ塗装や爆発カラーなども、欠くことのできないモチーフといえるだろう。
そして地域や年代を問わず、欠かせないデザインのひとつが日章だ。コルク半の日章、富士日章に始まり、タンク、カウル、三段シートと様々なポイントで旧車會らしさを最大限に表現しうるモチーフとなっている。
赤と白のコントラストが強く、インパクトも強い。ラインが一直線で力強く、正円のアイキャッチになるポイントもある。元々のデザインとしてもかなり優れているところは多々ある上に、日本人の民族性にも強く訴えかける効果のある日章が、旧車會のバイクにそぐわない理由がない。
こちらのバブは、フルカウル、タンク、サイドカバー、エビテールの背面に加え、回転灯の左右計10か所に日章マークを書き加えている。
普通であれば、これだけ同じモノを数多く取り入れたらくどいとなるものだが、そうはならないのが不思議なところ。

カウルはゾウッパナを延長したブチアゲ仕様。ボンボンで縁どりをしているが、茨城方面にルーツがあるんだろうか?
フレームやボトムケース、スイングアームなど要所は赤に、そしてホイールやフロントフェンダーなどは白塗りで、メインの外装に色味を統一。そして集合管は黄色でインパクトを持たせ、三段シートは紫のチンチラでワルさをアピールした。

高く掲げたゾウッパナの中間には6連ラッパを仕込んだり、回転灯を全部で3個取り付けるなど要所にワルの要素を感じさせる仕上がりとなっている。
ユニークなのは、エビテールの背面の構図。左右対称に連座しているのだが、こうした表現はあまり見たことがない。かなり個性を感じさせるものだ。
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執筆者:i-Q JAPAN編集部