暴走族界隈でのGSは、CBXに匹敵する人気バイク。吸い込みという技法が発明されてから、地域によっては「権力者しか乗ってはいけないバイク」になっていったと聞く。
ただ、世間一般の人に「GSは吸い込みがねぇ・・・」などといったところで「はぁ?」となるのがオチ。世間的には、ただ単純によくできたいいバイクだった。
それが証拠に、GSの後継車には「GSX」の名称が与えられ、現在でもその名前は継続されている。そして、この路線が決定したのが、後期のGSXの頃だった。
一部では前期の“ザリ”に対抗して“ゴキ”などと呼んだりもするが、そもそもはドイツの工業デザイン集団・ターゲットデザインがデザインした、由緒正しき血統のバイク。
GSX1100Sの特徴的なヘッドライトは付いていないにしても、タンクからサイドカバーにかけての流れるようなデザインなどは、本当にほれぼれしてしまう。
その当時の姿を残しつつ、族車の仕様に仕上げているのがこの「GSX400E KATANA」だ。
外装は黒×赤をベースに全体をコーディネイト。フルカウルも、コミネの適性を活かして上下で塗り分けた。
ロケットカウルからタンク、そしてサイドカバーへと続くラインにゴールドを入れてゴージャス感をアップ! よく見ると全体にラメを噴いて、輝きも増している。
全体の色味に合わせて星キャスもゴールドで統一。紫の回転灯を装着している点も、当時の族車っぽい雰囲気があってワルカッコイイ。
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執筆者:i-Q JAPAN編集部